六甲山と瀬織津姫 126 久高島のマリア

中の御嶽。別名・中森の御嶽(ななかむいのうたき)。
同じ名前の御嶽は、本島の玉城にも2ヶ所ある。
ひとつは玉城垣花に、もうひとつは玉城玉城に。

国之根ウラワシナデルワノ御イベ(琉球国由来記)。
その意味は、「国の根であり、
浦々を襲う(支配する)王の霊力が宿る御嶽」。
古代天孫氏王朝と英祖王統の痕跡を残す聖地である。

先日、沖縄タイムスに「CIA、復帰前にアジア拠点
の記事があり、キャンプ知念当時の玉城台地の写真
が載っていたが、その中にも中森の御嶽は見て取れる。
※過去のブログ記事は→「CIAが封印した垣花の御嶽

以前から、語り部は言っていた。
「玉城と久高島にある中森の御嶽は繋がっている。
どちらも琉球王朝以前からあった御嶽でしょう」
久高島の中森一帯はフボー御嶽のある祭祀的中心地
だが、御先(古層)の御嶽は未だ謎に包まれている。

「近くには、他にも隠された御嶽があります」
「やはり龍宮や天孫氏に関係する御嶽なんですか?」
改めて聞くまでもないが、語り部は答えた。
「もちろん、龍宮にも龍宮の珠にも関係があります。
豊玉姫にも神功皇后にも関係すると思います」
そのとき、ちょっとひらめくものがあり、聞いた。
「マリア像が祀られていた御嶽のことでは?」
「……」
語り部からの回答はなかった。



ある島の神人は伊敷浜に漂着したマリア像を拾い、
フボー御嶽に近い名もない御嶽に祀った。話を
聞いた人々はその像を「久高島のマリア」と呼んだ。
※過去のブログ記事は→「御嶽のマリア
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さて、3回目に龍宮に入ったのは今年5月。
滴り落ちた水で地面が滑って手足が泥だらけになり、
拝所である突き当たりの岩に辿り着く直前で力尽きた。

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疲労困憊、「もう来られないかもしれません」と
挨拶したそのとき、画面の右上に白い珠が出現した。
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その後、珠がゆらゆら現れる現象は40回に及んだ。
ときには二手に分かれたり棒状になったり、さながら
♪龍宮城に来てみれば、絵にも描けない美しさ♪

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このあたりまでの画像を見て、語り部は言った。
「珠の周りは、夜光貝の輝きに似ていますね」

しかし、↓次の画像では色彩こそ貝に見えるものの、
形は、もはや珠には見えず、その意見は一転した。
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「これは、もう珠というより卵のようですね。
イラブーつまり龍神の産卵でしょう」と…。
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私はもしや、龍神誕生のドラマを見せられたのか。
生物進化をざっくり言えば、人類の祖先は魚類だ。
その次段階に鰐・蛇・亀らの両生類・爬虫類がいる。

豊玉姫は海神の住む海神の宮で、八尋鰐(古事記、
日本書紀では龍)となりウガヤフキアエズを生んだ。
神話上では、龍宮こそがヤマト王権の根源である。
それを思うと、「琉球は龍宮」と語り伝えたという
神女おばあのウメさんのことが、しきりと偲ばれる。

実はいま「久高島のマリア」は他所で祀られている。
居るべき場所が見つかったような、自然の流れで。

では本来、島の古層に沈む御嶽に坐す女神とは?
昨秋、語り部は「龍神は龍宮の奥で眠っている」と、
 また「綺麗な女の方が待っている」と語っていたが…。


# by utoutou | 2017-08-19 14:35 | 瀬織津姫 | Trackback | Comments(0)