旧正月の久高島〈2〉世果報と子孫繁栄を祝う

イイ ソーグヮチ デービル(明けましておめでとうございます)。
旧正月の船は混むと聞いたので、1時間前に安座真港に着いてみた。
やはりお祝いの人たちで高速船は満員、定刻前の8時40分に出航。
後で臨時便を出すので切符買った人は早く乗ってと、放送があった。

久高島・徳仁港。漁船に大漁旗と日の丸。集落でも国旗掲揚率は高い。
1便に乗っていたのは、観光客より島の関係者らしき方が多かった。
平日だが南城市の市長もお祝いに駆けつけるのが恒例。やはり神の島。
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祭祀場・外間殿で行われる正月の盃神事・酌(しゃく)とぅい。
地謡の方たちが庭横で生歌三線を。本当に晴れやかな音そして風景。
殿で最高齢の神役から祝盃を受けたら、庭で慶びのカチャーシー舞い。
盃事に参加する島人たちは正装。テント下に紋付袴のおじいたちが座る。
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殿で正月祝いを済ませると、島人の皆さんは家々を回ってまたお祝い。
世果報(ゆがふ=豊年、平和)を願い、カリー(よい縁起)をつける。
見物客でも運がよければご相伴にあずかれる。私は幸いN家に参入。
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すごい御馳走。
左から田芋の煮物、なんとぅ(月桃の葉で包んで蒸した甘いお餅)、
刺身、中身汁(豚のモツのお吸い物)、苦菜とチヌマン(刺身)の和え物。
あと海老フライなど揚げ物もあった。どれもこれも美味しい。
いただく前に、上座のおじいからお神酒と新年のお言葉を頂戴し、
黄金(くがに)マース(=健康祈願の塩と鰹節)を、手に取って舐めた。
ありがとうございました。
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正月2日目、午後3時の船で本島に戻る前、S家でいただいたおやつ。
「女の人はこれ食べて」と言われ、変わった形のてんぷら(右上)を。
本島で「カタヒランブー」、久高島では「ファーアンダギー」と呼ぶ。
裏カリカリ、表半分ぷっくり柔らか、そのココロはオメデタ、子孫繁栄。
子どもを産む年齢は過ぎちゃったけど、いただいていいかしらん。
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ファーアンギーのファーは、ファーガナシーのファー? ということで、
島に子孫繁栄をもたらした始祖・シラタルとファーガナシーにご挨拶。
久高殿にあるシラタル宮へ。正月の日中、外間殿に比べてこちらはひっそり。
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by utoutou | 2014-02-08 07:12 | 久高島 | Trackback | Comments(0)
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