港川人なのか〜国内最古の埋葬人骨

洞穴に萌えるタイプなのか、普天間宮に参ったら
無性に他の洞穴にも潜りたいという気になった。


毎年暮れになると発掘のニュース
が相次ぐ、サキタリ洞遺跡(南城市)。
昨年は8000年前のものらしい沖縄最古の土器が、
今年は9000年前に埋葬されたらしい成人一体の人骨が出た。
人骨(頭、上腕、大腿骨、骨盤)を被うように、
石灰岩が置かれていたという。 
発掘現場は「おきなわワールド」の「ケイブカフェ」開口部にある。
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地下3mの洞からは、人骨だけでなく土器も出土。
これが沖縄最古で、サキタリ洞は自己記録を更新。
1㎞離れた八重瀬町から人骨が出て、旧石器人骨の代表例
となった港川人(1万8000年前)との関係はいかに? 


沖縄では、旧石器時代の人骨化石と、縄文土器文化
(最古は嘉手納町出土、7千年前の無文土器)、
それぞれの調査研究が同時進行で行われてきたものの、
ここ数十年間は、目立った進展が見られなかった。
旧石器時代と縄文時代の間には1万年の空白があった。


その空白が埋められたわけで、ここで
沖縄県立博物館・美術館が5年続けた発掘調査の成果は絶大。
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国内最古の埋蔵人骨が出たサキタリ洞遺跡では発掘作業が続行中。
その横で、サキタリ洞遺跡発掘記念展とホエールウォッチング展が開催中。
「ケイプカフェ」が出発地点「ガンガラーの谷ツアー」も絶賛継続中。
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大自然の散歩。エコツアーは2200円と料金高めだが、
連日満員の大人気。前日予約して、かろうじて滑り込んだ。
↓ケイブカフェから原始の森への出口付近も発掘現場ナマ。
こちらは、カニの爪、カタツムリなど動物遺骸を含む堆積層。


海産貝も出土。海産物は海から人為的な搬入されたもの
と考えられ、破片からは人為的な加工痕、使用痕が見られた。
ツノガイ類はビーズとして使用されたものと考えられるという。
(沖縄県立博物館・美術館発行 サキタリ洞遺跡発掘調査報告書より)
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ツアーガイドさんは「港川人の人骨かも」と言ったが、
さて…。
旧石器人が縄文人に進化したということだろうか。
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考古学と人類学上の成果で盛り上がる
サキタリ洞遺跡だが…

1万7千802年の歴史があると
『中山世鑑』の言う天孫氏王朝の痕跡
がいよいよ出たかと、 秘かに萌えてしまう。

by utoutou | 2014-12-23 19:20 | 洞穴(ガマ) | Trackback | Comments(0)
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