天津甕星 6⃣ 辺野古の龍宮

龍宮の海を見に辺野古へ。
石垣島から本島へ移動した1月19日、
キャンプ・シュワブのある名護市に車を走らせた。

那覇から高速に乗って宜野座ICで降り、
阪神タイガースのキャンプインを待つ
宜野座村営野球場を通り過ぎ…。


辺野古漁港に出ると、
防波堤の先に龍宮の小島が見えてきた。
拝所と祠がある(防波堤の右が漁港で漁船が並ぶ)。
a0300530_2191736.jpg


米軍普天間基地の辺野古移設反対。
というより、無条件返還を常々願っているが、
こうして辺野古を訪れるのは初めてだ。

沖縄本島の東西海岸には、古くから
7ヶ所ずつの龍宮があると言われる。
龍宮神とは、他でもない古代の綿津見神。
久高島のフシマがそうだったように、
海の神は(そして猿田彦も)龍宮に祀られた。

先住の王でありながら、記紀神話で、
天孫族の従者に書き換えられた猿田彦大神。
天津甕星とも持ち上げられ、
その実、貶められた理不尽な在りようが、
復帰から40年以上経ってなお、
消滅の危機に瀕するこの美ら海に重なる。

神女おばあは「沖縄は龍の尻尾」だから
大切と、語り部に言い遺したという。
龍は尻尾で舵をとるというのに、
龍頭は自らそれを傷つけている。


午後4時の大浦湾。
反対派市民のボートは引き揚げた後だったが、
海保の船は点々と停泊していた。
昨日27日、沖縄防衛局はボーリング調査を再開、
大型作業船を投入したという残念な記事が新聞に。
a0300530_2202142.jpg


龍宮から左に目を転じると、浜を分断する
フェンスが立ち「基地いらない」の横断幕が並ぶ。
a0300530_2205731.jpg


フェンスから覗く基地。赤い幕に描かれた絵はドクロらしい。
a0300530_236261.jpg


「立入り禁止」の警告板。
画像の地図中、現在地に赤丸をつけてみた。
滑走路予定地(斜線部分)はジュゴンの来る海。
a0300530_305893.jpg


キャンプ・シュワブのゲート側歩道に設置されたテント
で、昨夏から始まった「座り込み抗議」。看板には
「不屈197日」とあったが、もう200日を越えた。
各地から市民が駆けつけ、100人が泊まる夜も。
a0300530_2353949.jpg


ゲート前には警備員が並び、付近に機動隊も待機。
抗議集会を続ける人々との緊張状態が続く。
平和な弥勒世が戻るようにと、ただ龍宮に祈る。
a0300530_2375724.jpg





by utoutou | 2015-08-23 09:15 | 石垣島 | Trackback | Comments(0)
トラックバックURL : http://mintun.exblog.jp/tb/20808295
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
<< 斎場御嶽 魂の再生を願う勾玉 天津甕星 4⃣ 聞得大君の守護神 >>