7つの首の蛇 1⃣ 古代の稲田跡

沖縄稲作の聖地である受水走水
(うきんじゅはいんじゅ)の一帯・玉城に、
古来、「7つの首の蛇」伝説があったという。

玉城(南城市)全景を撮った画像を
と探すと一昨年に撮った↓これが出てきた。

玉城城(標高180m)の一の郭から
見渡した玉城。眼下に広がる
現在の琉球ゴルフ倶楽部=玉城台地を
水源地として、海へ、7つの川が流れていた。
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川というより地層を通して湧き出る川泉口。
その周辺には、7つの稲田があったと伝わる。

平野は沖縄でいう「原」。そのため、
7つの元稲田には、現在も「原」の字がつく。
当然のこと、水に恵まれ、日照に恵まれ、
そのうち何ヶ所かが、
全国的にも有名な観光名所となっている
のは、土地神・稲荷神の力と言うべきか。


まず北東にあるのは、
受水走水の川口の浦田原(うらたばる)。
その少し北(写真手前)には、
水堅田原(みじきんたばる)と、
シンタバル(現在の下田原)があった。
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そして、新原(みーばる)。
新原ビーチはウィンドサーフィンにハングライダー、
バーベキューやグラスボートも楽しめると人気。
那覇市から車で40分の南城市玉城字百名。
新原集落の一角に流れ込んでいた川口は、
天孫氏川(かー)と呼ばれていた。
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新原ビーチ南端には、ネパール・カレーの人気店
食堂かりか」があり、本島各地からの来客がある。
ビーチから海岸通りに上がり、数分南へ歩くと、
高級ホテル「百名伽藍」がある。


その先は、老舗カフェ「浜辺の茶屋」「山の茶屋」。
山の茶屋は広大な「さちばるの庭」を併設。
現在の地名は、南城市玉城字玉城だが、
昔は「さちばる」と呼ばれたという。
崎(岬)の原である。
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その南に、中山田原(なけーやまたばる)。
玉城の人気宿「海坐(かいざ)」から
南の奥武島を望むと、右奥方向に広がるのが
古来の中山田原。玉城城の台地下にあたる。
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海岸線から外れるが、入田原(いりたばる)は、
ミントングスクの丘下にあたる。現在は住宅と畑に。
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7つの稲田跡は、北から、
下田原(しもたばる)、
水堅田原(みじきんたばる)、
浦田原(うらたばる)、新原(みーばる)、
崎原(さちばる)、入田原(いりたばる)、
中山田原(なけーやまたばる)。
この7つの原に注ぐ川泉を、
古代人は「7つの首」に見立てた。
※MAPは浜辺の茶屋HPから拝借、
崎原を中心に地図の左右約4㎞が「蛇」。
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「7つの首の蛇」伝説を、語り部から聞いた
のは、かれこれ5年前のことだった。
しかし、それがどういう意味なのか、
さっぱり分からず年月は経過した。

ところが先日、ある神屋(殿)に
祀られた絵を見て、もしや…と思った。


by utoutou | 2015-04-14 18:14 | 龍蛇神 | Trackback | Comments(0)
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