ヤマトタケル ② 母神を探せ〜三峯神社

いつか参ると思っていた約束の地、
埼玉県秩父市三峰に鎮座する三峯神社。

御由緒によると、今から1900年の昔、
ヤマトタケルが東国の平安を祈り、
イザナギ・イザナミの二神をお祀りした。
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平安時代には、修験道の
開祖・役の小角(えんのおずぬ)が修行
を始め、やがて山伏の修行道場に。

この山深い聖域は、
神仏習合、三峯信仰といった宗教的な
変遷を経て、明治時代に三峯神社になった。


「三峯神社のある三峯山は、古代琉球
の民が流れ着いた土地だと思うんです」と、
語り部が言ったのは、昨年の秋のことだった。

ちょうど私は、
伊勢志摩の伊雑宮に何度か参っていた。
「伊勢三宮」という神祀りの原初形態
があったと知り、
沖縄のそれとの関係を考えていた。

「伊勢三宮」(イラストはこちらに)とは、
そもそも沖縄・斎場御嶽の奥宮である
ナーワンダーグスクの神祀りのかたち
だったというのだ。

「伊勢三宮」は、内宮・外宮・伊雑宮。
「ナーワンダーグスクの三香炉」は、
太陽・月・星(地球と人)だと語り部は言った。
その「三宮」の神祀りは、やがて東へ北へと移った。

「それはどこだと思いますか?」
と問われて、絶句した。
「いや〜、想像もつきません」
「三峯山の三峯神社にある三つ鳥居ですよ」
いつものように、彼自身も行ったことのない
風景を、語り部は解説してくれたものだ。


その三つ鳥居が、こちら。聞いた通り、
奈良の大神神社同様に3つの鳥居が合体。
途切れなく参詣客の皆さんが記念撮影する
ので、仕方なく上向きにカメラを構えて撮影。
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ところで、この三峯神社を創建した
ヤマトタケルは、日本神話のヒーローだ。

記紀に語られるヤマトタケルは男前の
旅人で、全国に遠征して活躍した。
活躍といっても、それはヤマト政権を代表
しての軍事制圧ストーリーだと思うのだが、
現代では歌舞伎の演目にもなる人気ぶり。

そのヒーローが沖縄と関係があると
いうのだからビックリしたが、
どうして縁が深いのか、語り部はまだ語らない。

私がブログに山王日枝神社を書いた日、
語り部は一言だけ言った。
「もしヤマトタケルを書くようなら、
そのお母さんは誰かを考えてみては?」



三峯神社の駐車場でバスを降り、
目に入ったのは、かくも神秘的な稜線。
三峯の山々を遥かに望みつつ、鳥居へ急いだ。
茶屋のいもでんがくに後ろ髪を引かれつつ…。
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子どもの日の三峯神社、午前9時。
200年前に建てられたという随神門。
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随神門を通る頃から、次第に晴れ間が…。
三峯神社。
なぜそう命名されたのか、より、
三峯の山々を見渡すこの地に、なぜ
古代に流れ来た人々は棲み着いたのか。
そしてヤマトタケルはなぜ、この地に
国生みの神イザナギ・スザナミを祀ったのか。


それを解くヒントが「ヤマトタケルの母を探せ」。
神社の杜に分け入って判ることではないにしろ。笑
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by utoutou | 2015-05-07 21:49 | ヤマトタケル | Trackback | Comments(0)
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