六甲山と瀬織津姫 137 聖徳太子〈その7〉

四天王寺に呼ばれているのか、機会あって再び大阪へ。
四天王寺の西側に立つ石鳥居の前に立ってみた。
昨日10月10日、大阪の日の出は5時59分だった。
その10分前、五重塔の東南方向から太陽が昇ってきた。
 秋分の日の朝日は石鳥居のど真ん中から昇ったはずだ。


秋分と夏至、二至の日の出を表す東西軸と、
写真左から右への南北軸が、金堂の前でクロスする。
南北軸とは、例えば六甲山では天御中主神ラインと思う。
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先日、四天王寺七宮を巡って「北斗七星」を見たが、
それは同時に、「北極星(天御中主神、琉球では、
にぬふぁー星と呼ぶ)信仰を示していると感じられた。

七宮では「鎮宅さん」とか「豊受大神」など、
神名は違えど、天御中主神が祀られていたからだった。

ところで、「七」という整数は、聖徳太子が編纂した
という先代旧事本紀に見える「六家+天皇家=七家」を
示していると語り部は言った。(※関連記事は

その六家とは「甲羅を持つ6匹の亀」と確信したのは、
やはり先日、四天王寺で、何度もの亀に遭遇したからだ。



昨日10月10日、
日の出の時刻(5時59分)の四天王寺・六時礼讃堂。
五重塔や金堂のある中心伽藍の北に位置している。
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六時礼讃堂前にある亀池。昨日の朝の水面はとても静かだったが。
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同じ亀池を、先日は午後2時にやはり石橋の上から覗いていた。
おびただしい数の亀が鯉(?)と一緒に戯れて泳いでいた。
外来種のカメが繁殖してしまい寺側は困惑しているらしいが、
古来、亀池という名だったからには「亀」は暗号だろうか。
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こちらも、亀。
四天王寺でも人気のスポットという亀井不動尊(左)。
亀井堂(右)には次々と「お経木流し」する人が訪れる。
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そして、こちらも亀。
四天王寺の鬼門方向(境内北東)に位置する大弁財天
の池にも、たくさんの亀が群れているのを見て驚いた。
亦名も亀遊嶋弁財天。亀が遊ぶ嶋、何やら意味シンだ。
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思えば、あの日の午前に、元四天王寺と言われる
玉造稲荷神社(大阪市中央区)にも参った(記事は後日)。
境内摂社の厳島神社にも亀池があり、亀が休んでいた。
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なぜ亀なのか…?
そこで思い当たったのは、明日香村のキトラ古墳である。
石室の北壁(玄武)に描かれていたのは、亀蛇だった。
「亀と蛇」は、渡来海人族の北極星=天御中主神を表すか。
それはまた、聖徳太子の出自を暗示しているかもしれない。

by utoutou | 2017-10-11 12:37 | 瀬織津姫 | Trackback | Comments(2)
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Commented by junnatsu777 at 2017-10-13 12:38
はじめまして、沖縄県在住のjunkoと申します。
最近、こちらのブログに初めて巡り合いまして、
のめり込む様に読ませて頂いております。

天孫氏と言う言葉がここ何年かとても気になっていたので、こちらのブログで勉強させて頂いております。ありがとうございます。
琉球王国の第1尚氏、第二尚氏以前の、私が知らない琉球が、とても現実味を帯びて蘇るかのようで凄いなと思います。
ここまで調べて考察し、ブログという形にされて、大変なご苦労もあった事と思いますが、
おかげさまで、自分の郷里沖縄の昔の様子を見せて頂けたようでとても嬉しいです。
ありがとうございます😊

これからも続きを楽しみしています。
ありがとうございます😊
ご縁に感謝いたします(๑・̑◡・̑๑)

Commented by utoutou at 2017-10-15 13:34
> junnatsu777さん
こんにちは。コメントありがとうございます。「天孫氏」…私も沖縄の失われた歴史が気になって通い始めた頃から「これは耳慣れないけど、意味深い言葉だな」と思ってきました。いまは10年経ち、例えば、随書倭国伝に出ている倭国王としての「天多利思比孤」が「姓は阿毎(あめ)、号は阿輩雞彌(おおきみ)」というくだりが気になって仕方がないという状況です(ブログにはまだ書いていませんが)。「あめ」は沖縄では割と聞き慣れた言葉ですよね。屋号の天祖、地名の天久、天降り(あもり)という言葉…そして、何より阿摩美久神(アマミキヨ)。こういった「あめ」と「阿毎」は関係があるのか、ないのか。そんなこんなで、脈絡のないレスになりましたが、また遊びに来てくださいね。
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