六甲山と瀬織津姫 140 聖徳太子〈その10〉

聖徳太子の膳妃の出自が分かったところで、太子とその母
・間人皇后を探りたいと思っていたが、それはさておき…。
 沖縄へ行ったので、「てだ御川(うっかー)」を訪れた。


南城市知念。斎場御嶽から国道331号線を車で8分
ほど北上した地名岬に位置する御嶽。沖縄本島の東海岸、
太平洋に平たい久高島と、目を転じると斎場御嶽を望める。
(沖縄県は)台風21号一過の午後、海も空も澄んでいた。
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「てだ御川」と、案内板が立っている。
〜「テダ」とは太陽を意味する言葉で、ここでは琉球
国王を指します。国王が麦の初穂祭に久高島を参拝する
途中、この地で豊かに湧き出る水をいただき休息をとり
ました。そして海上の無事を祈ったのです。テダ御川は
東御廻りの聖地として今でも人々から崇められています〜
(※東御廻りとは…南城市のサイト
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訪れたのは、他でもない聖徳太子が頭にあったからだ。
語り部はかつてこの地で聖徳太子の姿を霊視したという。
太子らしき貴人が船から降り、上陸したのを視たと。
まさか…と何年も思ってきたが、今回はふと足が向いた。


案内板の立つ駐車場に車を置いて、300mほど歩く。
透明度の高い珊瑚礁湖は、人気の撮影スポットらしい。
いつの台風で飛んできたのか、巨岩が道を塞いでいる。
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巨岩の横を通り過ぎるとき、最初は
下部に




ぽっかりと開いた大穴に目が行ったが、
すぐに、その上に浮き出ている「牛の顔」に気がついた。
龍の頭のようでもあるが、どう見てもこれは「牛の頭」。
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「牛の頭」と言えば、最近参った四天王寺の「牛王尊」。
東大門の近くにあり、「石神堂」とも呼ばれている。
内部には牛型の石(石神)が祀ってあるというが、一説に、
その石神とはスサノオの本地「牛頭天王」の秘仏だという。
琉球の神女古伝ではスサノオを「天王ガナシー」と呼ぶが、
四天王寺で参って以来、この祠が妙に気になっていた。
石神は、太子の真像を探る手掛かりになるのではないかと。
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天王尊と牛頭天王と、てだ御川に置かれた「牛頭の石」。
不思議な巡り合わせを思いつつ進むと、拝所の前に出た。
琉球国王にゆかりの御嶽と伝わるが、上古に遡る歴史が
あることは、「東廻り」という神事からも容易に知れる。
ここは琉球の始祖・アマミキヨが住んだという聖地のひとつ。
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原付自転車を停め、海を見つめていた男性が走り去った
 ところで拝所の周囲を観察し、改めてutoutou(礼拝)。

そして目を開けると、驚いて引っくり返りそうになった。
石碑に、「平成2年2月22日改修」と刻まれている。
2月22日は聖徳太子の命日とされる日である。
これは偶然の一致か暗号か、はたまたメッセージか…?

   


# by utoutou | 2017-10-26 12:08 | 瀬織津姫 | Trackback | Comments(0)