邪馬台国はどこか? という『魏志倭人伝』の研究は、 「距離」と「行程」からのアプローチが多いが、 沖縄の伝承から、熊本にあったと仮定するなら、 「朱」からも紐解けるかもしれないと、ふと思う。 卑弥呼が「朱の女王」だったことは、外でもない 『魏志倭人伝』から窺える。赤色顔料(丹・朱・辰砂) に関する記述は、4ヶ所あった(詳細は後ほど)。 石毛勲・著『朱の考古学』によれば、「卑弥呼は 辰砂を掌中に収めていた」。女王国は「朱の王国」 だったわけで、火の国・熊本に邪馬台国があった 可能性は大いにある。世界最大級カルデラが生んだ 阿蘇黄土(あそおうど、リモナイト)を焼いて作った ベンガラは、弥生時代から赤色顔料として使われた。 内部がそのベンガラで赤く塗られた石棺のある古墳に 行ったことがある。正しくはその公園に、立ち寄った 3年前の阿蘇山ドライブの帰り、友人が案内してくれた 熊本空港に近い木山城址公園(熊本県益城郡寺迫)。 16年の熊本地震からの復興は途上だったが、城址の 整備は済んでいた。ここに「城の本古墳」跡がある。 被災地だった益城は、布田川断層上に位置している。 その断層は阿蘇山まで続いており、そこに黄土は生成。 古墳内部を赤く塗ったのは、おそらく益城のベンガラ そう言えば、黒塚古墳(奈良県桜井市)へ行き、 過去ログ「卑弥呼女王」を書いたのは、5年前。 こちらの石棺の朱は、大和水銀鉱床の辰砂だった #
by utoutou
| 2024-10-02 21:38
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