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あの日は晴れて、御嶽巡りには絶好の天候だった。 残念だったのは、夜中の御嶽(ユナカヌウタキ) に足をのばす時間がとれなかったこと。正式名は、 夜中之世之大井泉(ユナカヌユーヌウッカー)という。 玉城城址(南城市玉城)の南西の崖下に位置する。 場所はゴルフ場からは少し離れているが、場内に 点在する御嶽とも、ある意味、関連する御嶽だ。 玉城城の南西に位置するということから、 北東の方向から昇る太陽と対極にある御嶽なのか? と私は考えていたが、語り部による伝承はまた違う。 その話は次回に譲るが、御嶽の行き方は聞いていた。 城址下からグスクロードを西へ歩き、電波塔の立つ 角から海側に降りて行くと、数分あれば着くという。 最終日に、駆け足ででも行ってみるべきだったか…。 ところが後日スマホを見ていると、ゴルフ場内から 撮った1枚の画像に、なんと電波塔が写っている。 ※そのときの投稿写真はこちら⇨ブログ 写真の正面は玉城城址、その南西(電波塔の左下) 180mの場所に、その謎めいた御嶽はあるという ![]() 『南城市の御嶽』(市教委刊)は次のように説明する。 【夜中の世の大井泉(ユナカヌユーヌウッカー)】 (※崖下の玉城の)集落からみて北西にある草むら の中にある井泉跡。太陽が生まれる前(夜中ヌ世) の時代に使われた井泉と言われている。 ☆ 語り部にその名を聞いてから何年になるだろう。 いまは川泉跡のそばに香炉があるだけというが、 「太陽が生まれる前の時代に使われた井泉」と いう由緒は謎に満ちていて、まるで創世神話のよう。 川泉の傍には、フナクンジ(船つなぎ石)もあった という。 いま標高は約100mあるというのに何故? 「夜中」という神話めいた名と、船つなぎ石という 現実的で理解しがたい伝承が、揃って残っている。 ![]() ![]() #
by utoutou
| 2026-06-10 01:12
| 第二章
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