今年最後の沖縄旅。まずは思いつきで 琉球八社のひとつ普天間宮(宜野湾市)に参拝。 またの名を、普天間権現という。 参詣客もまばらな境内で、 宮司さんらが正月準備に追われていた。 例年の正月の人出は、およそ11万人とか。 ![]() 本殿の裏には、横穴洞穴の古層が広がる。 太古の昔から、琉球古神道の自然神を祀ったことに始まり、 第一尚氏琉球王朝の尚金福王から尚泰久王の時代 (1450〜60年)に、熊野権現の神々を合祀したと伝わる。 祭神は、琉球古神道神の、日の神、竜宮神(ニライカナイ神) 普天満女神(グジー神)、天神、地神、海神。 ![]() そして、熊野権現、伊弉冉尊、速玉男命、事解男命、 天照大御神、家都御子神。 正面の磐座に「立ち入り禁止」の立て札。奥宮への入口か。 ![]() 天井の高さは4〜6mほどで、ライティングが施されており、参拝は楽々。 ![]() 洞穴の入口付近には、数万年前に絶滅した 琉球シカ(200頭以上)を含む厚い化石層があるという。 土器も発見され、洞穴全体が遺跡になっている。 ![]() 太古の時代、洞穴内には湧水があったが、 その水位は地殻変動で次第に下降したという。 それは洞穴入口近くに数カ所あるノッチ(浸食跡)の高さが、 異なることで証明されると、境内の説明板に書いてあった。 ![]() 神社の裏側からは、米軍基地のフェンスが見えた。 海兵隊施設・キャンプフォスター。 宜野湾市には至るところにフェンスがあり、 普天間宮がまるで包囲されている錯覚に陥るほどだ。 普天間飛行場の地下にも、鐘乳洞が網の目のように 発達しているという。拝所や古墓も多いとか。 跡地利用策に期待がかかる。 さて、この普天間宮、今回の旅にどう関係するのか。 無関係かもしれないが…ちょっとだけ胸騒ぎがする。
by utoutou
| 2014-12-19 16:21
| 琉球の神々
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