富士山の「白糸の滝」に祀られている瀬織津姫。 またの名を鹿屋野姫。そして、かぐや姫という。 その女神は伊勢神宮別宮・伊雑宮の奥宮「天の岩戸」 と同じように猿田彦大神(=天照大神)の一対神 として、富士山のどこかに祀られているのか? 語り部の答えは「yes」だった。 猿田彦大神は、富士山頂の浅間大社の奥宮と 九合目にある久須志神社に隠されていると。 思えば、白糸の滝の源流は山頂。 つまり富士山頂の聖域にも、当然のこと 猿田彦と瀬織津姫が祀られているはずだ。 吉田口山頂の久須志神社。 写真は富士山ガイド.comから拝借。 浅間大社HPによれば、祭神は大名牟遅命、少彦名命。 ![]() ところで、鹿屋野姫は大山祇神の妃神あるいは一対神。 いっぽう、鹿屋野姫と猿田彦も一対神として祀られる。 ならば、大山祇神と猿田彦は同神ということになるのか。 猿田彦は、海神の王たる綿津見神の子。 大山祇神とは、綿(=海)津見神を山に祀るときの神名。 当然のこと、猿田彦と大山祇神とは、同じ神格である。 新幹線の新富士駅から望む富士山。 霊峰・富士山には幾重にも秘めて綾なす神話がある。 ![]() さて、大山祇神と鹿屋野神は、多くの子をもうけた。 そして、大山祇神との間に4組8柱の男女神を生み、 足名椎・手名椎を生み、木花咲耶姫、磐長姫を生んだ。 足名椎(あしなずち)は、 大山祇神の子で木花咲耶姫の兄。 妃は、やはり大山祇神の娘・手名稚(てなずち)。 足名椎と手名椎も、八柱の娘をもうけた。 しかし、娘たちは 八岐大蛇(やまたのおろち)の生け贄となり、 最後に残った奇稲田姫(くしなだひめ)が、 須佐之男命(すさのおのみこと)の妃となった。 猿田彦の神系統である以上、スサノオと奇稲田姫も 沖縄に縁の深い神々だということになるのだろうか…。 かくして浅間大社の謎解きはまだ終わりそうにない。 まさか奇稲田姫を富士山の項で思い出すことになろうとは。 一昨年参った出雲・八重垣神社に保存されている奇稲田姫の壁画。 ![]()
by utoutou
| 2015-03-17 21:51
| 神社
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