春分の日だった昨日、朝6時44分。 沖縄久高島・伊敷浜の朝日。 春靄のかかった曇り空の奥には、 しかし澄んだ青空が見えた。 ![]() その前日、東京から沖縄に着いた。 久高島に渡る前に立ち寄ったのは、空港から 車で走ること40分の受水走水(うきんじゃはいんじゅ)。 南城市玉城百名にある沖縄稲作の発祥の地である。 この地で古くから伝わる恒例の「親田御願」神事 は、今年も初午の日(2月24日)に行われたが、 それから約1ヶ月、稲の育ちはどんな具合だろうか。 こちらが親田(右)の現況。親田の稲は20㎝ほど伸長していた。 ![]() さて、古くから伝わる「親田御願 (うぇーだのうがん)」で謳われる田植え歌 『天親田(あまうえーだ)のクウェーナ』には、 日本神話に伝わる神々が登場する。 神名は同じではないが、少なくともその語源は、 豊作を予祝いする歌詞に、隠されていると思う。 「沖縄は日本の故郷」との仮説に立つと、そうなる。 無論、過去にそんな学説はないし、そう言えば、 那覇に着いた足で県立図書館に寄ってみたのだったが、 『天親田(あまうえーだ)のクウェーナ』に関する 史料も、現代語訳も見当たらなかった…。 ↓ 稲魂の聖地・受水走水の全景。左が 受水(うきんじゅ)と御穂田(みーふーだ)、 右にあるのが、走水(はいんじゅ)と親田。 受水走水はいずれも河口で、拝顔の順番は走水、受水。 走水に座す神は、水の女神・瀬織津姫だろうと最近悟った。 ![]()
by utoutou
| 2015-03-22 13:53
| 玉城
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