田植え神事の神歌 「天親田(あまうぇーだ)のクウェーナ」。 歌詞には、琉球の古代を紐解く鍵が 秘められているが、その前に この地を聖なる大水田地帯とした 類い稀なる地形を見てみたい。 稲の収穫時期となる初夏、 琉球の国王と聞得大君が、 この地に行幸した史実が残る 受水走水(うきんじゅはいんじゅ)。 稲作の条件となる良質の水は玉城台地 (現在は琉球ゴルフ倶楽部)から、 この東海岸一帯に注ぎ、百名海岸へと流れ出る。 その地こそ、琉球の始祖が海から 上陸した場所でもある。 ↓ 海中にアマミキヨ上陸の碑 ヤハラヅカサが立つ百名の海。 昨日は潮が引き、砂浜から20mほどの 水中に立つ石碑まで歩いて行けた。 潮の状況によっては、海中に没する日もある。 ![]() ↓ アマミキヨが上陸後に仮住まいした と伝わる 潮花司(しょっぱなつかさ)。 左の石段を下りると、ヤハラヅカサが立つ海が広がる。 ![]() ヤハラヅカサから、 稲作の聖地・受水走水は500mほどの距離。 水と稲の聖地は、実に一体となっている。 現在も「潮花司」の脇から、遊歩道で繫がっている。 ![]() ↓ 潮花司のすぐ山側にある浜川御嶽。 屋根付きの拝所がある。 しかし、本来の威部(いび)は その右の河口だと、語り部は言う。 石造りの水口も、いまは枯れているが、 往古、ふんだんな水量が海に注いだことが偲ばれる。 ![]()
by utoutou
| 2015-03-25 01:38
| 玉城
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