戸隠神社五社には、「天の岩戸」神話に 登場する神々が祀られているが、 真ん中に祀られるはずの天照大神は、不在だ。 いっぽう、地主神の九頭龍大神は祀られている。 広大な戸隠山神域の奥の奥、磐座の奥深く。 このことは、戸隠神社が、「天の岩戸」神話 ができる以前、つまり記紀成立以前からの 聖域だったことを表していると、思うのだ。 つまり、天照大神を除いた神々は実在した。 そのことは、社紋である 鎌卍(かままんじ)の意味を紐解くと分かる。 天手力雄を祀る戸隠神社・奥社。 拝殿に社紋が見える(撮影は昨年9月)。 ![]() 鎌卍については、以前、諏訪大社でも書いた。 戸隠神社では、「水の神・戸隠大神」の象徴。 つまり、地主神である龍蛇神を表している。 そこに天照大神を祀らない意地を見る思いがする。 ![]() ![]() ![]() ![]()
by utoutou
| 2016-03-26 15:22
| 九頭龍
|
Trackback
|
Comments(2)
![]()
utoutoさん、こんにちは!戸隠神社〜(>∀<●)ノいつも行こうかな、どうしようかな〜と考えてるところについて、いつも絶好のタイミングでutoutoさんがブログ書いてくださるので、これは行かねばといつも決心がつきます(笑)戸隠神社は今月の3連休で一度考えたのですが、ネットで見てみるとお寺的な部分も多々ありそうで、そんなに古くないのかと思い違いをして、長野県茅野市に国宝土偶の縄文のビーナスと仮面の女神を見に行きました!とっても良かったでよ〜.+゚d(´∀`*) 長野県は縄文の香りがぷんぷんしますねー!ゴールデンウィークは戸隠神社を目指したいと思います。ブログの更新楽しみにしていますε=ε=(ノ≧∇≦)ノ
0
> 寅さん
こんにちは。戸隠、私も9月に行ったきりブログにもUPせずにいましたが、ようやく今回書けました。で、弁財天の拝観に行きたいと問い合わせたところ、団体さん予約がいっぱいで無理だったのですが、いまの時期、雪の戸隠もいいでしょうね。 戸隠は三峯と似た雰囲気で、修験の霊地らしく参道から見てもあちこちに叢祠があるようでしたよ。修験僧たちは神仏習合を隠れ蓑にして日本古来の神々を守った…と考えると、どちらも古い土地なわけですよね。 長野は本当に縄文の香りがぷんぷんしますね。以前、野尻湖の近くの「古代倭姫が密かに祀られている」と噂の小さな神社を訪ね当てたことがありました。社名を失念しましたが、忍海という集落だったので、やはり古代海人族が行き着いた土地かなと思いました。
|
![]() by utoutou
カテゴリ
全体 ミントングスク 久高島 イザイホー 玉城 語り部 城(ぐすく) 天孫氏 御嶽 スサノオ 出雲 神社 琉球の神々 伊勢 洞穴(ガマ) 龍蛇神 ヤマトタケル お知らせ 天女伝説 斎場御嶽 ナーワンダーグスク 石垣島 九頭龍 瀬織津姫 琉球の玉 舜天 琉球王 グスク・御嶽 最終章 未分類 最新の記事
以前の記事
2025年 07月 2025年 06月 2025年 05月 2025年 04月 2025年 03月 2025年 02月 2025年 01月 2024年 12月 2024年 11月 2024年 10月 more... 画像一覧
最新のコメント
最新のトラックバック
検索
記事ランキング
ブログパーツ
フォロー中のブログ
ブログジャンル
外部リンク
ファン
|
ファン申請 |
||