兄を霊的に守護する姉妹を「おなり神」という。 では海神の娘とされる豊玉姫・玉依姫も、 兄弟(えけり)のおなり神だったのだろうか? 沖縄で会った語り部にそのことを訊ねると…。 「おなり神でしょう。兄は豊玉彦だと思います」 「豊玉彦は綿津見の神…つまり父神ですよね?」 「はい、歴史が豊玉彦を父としたのだと思います。 本当は豊玉姫・玉依姫の兄ではなかったかと…」 玉依姫は鵜草葺不合命の妃となり神武らを生んだ。 『古事記』では、豊玉姫は神武を生むと海の国へ帰る が、育ての親として玉依姫を遣わした。 もしや豊玉姫は、おなり神として、 海の国にいる兄・豊玉彦の元へと帰っていったのか? なんだか姫たちが急にリアルに感じられてきた。 「で、姫たちはどうやって海を往来したのですか?」 綿津見の国(和邇氏の原郷)は久高島だろうと、 私たちは、かねてから話していたのだった。 「ワニの船ですよ。あのイラブーが舳先に乗った」 「あ、私の見たものはワニの船だったのですね…」 久高島のある旧家に↓木の船が祀られているのを 知ったのは半年前だったが、その意味が紐解けず、 ただ写真を保存していた。それがワニの船だったとは…。 舳先にイラブー海蛇が、また船尾(左)に太陽らしい 丸い彫刻がある。裏面には薄く三日月の跡がある。 ![]() 「大綿津見神の子・猿田彦(穂高見神)でしょうね。 猿田彦は、ワニ(和邇)の王だったと思います」 だからなのか。久高島には魚根家(イン二ヤー) という拝所があり「猿田彦の下駄」が祀られている。 ※記事はこちら↓ 和邇とは後に大和豪族となる一族、古代、 ヤマトへ移動した集団もいると、語り部は視ている。 何やらこれまでに気づいたことの点と点が 繋がれて、目に見える線になっていく予感がする。 ![]() ![]() ![]() 「和奈佐」ならば、丹後だ。 天女を助けたのは和奈佐翁と和奈佐老女。 なんと、先日の丹後半島の旅で、最後に参った 比沼麻奈為神社と大いに関係のある神なのだった…。 和奈佐彦・和名佐姫は久高島から丹後へ? ↓台風18号一過の5日、久高島北端のカベール岬。 ![]()
by utoutou
| 2016-10-08 12:03
| 瀬織津姫
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