聖徳太子の膳妃の出自が分かったところで、太子とその母 ・間人皇后を探りたいと思っていたが、それはさておき…。 沖縄へ行ったので、「てだ御川(うっかー)」を訪れた。 南城市知念。斎場御嶽から国道331号線を車で8分 ほど北上した地名岬に位置する御嶽。沖縄本島の東海岸、 太平洋に平たい久高島と、目を転じると斎場御嶽を望める。 (沖縄県は)台風21号一過の午後、海も空も澄んでいた。 「てだ御川」と、案内板が立っている。 〜「テダ」とは太陽を意味する言葉で、ここでは琉球 国王を指します。国王が麦の初穂祭に久高島を参拝する 途中、この地で豊かに湧き出る水をいただき休息をとり ました。そして海上の無事を祈ったのです。テダ御川は 東御廻りの聖地として今でも人々から崇められています〜 (※東御廻りとは…南城市のサイト) 訪れたのは、他でもない聖徳太子が頭にあったからだ。 語り部はかつてこの地で聖徳太子の姿を霊視したという。 太子らしき貴人が船から降り、上陸したのを視たと。 まさか…と何年も思ってきたが、今回はふと足が向いた。 案内板の立つ駐車場に車を置いて、300mほど歩く。 透明度の高い珊瑚礁湖は、人気の撮影スポットらしい。 いつの台風で飛んできたのか、巨岩が道を塞いでいる。 内部には牛型の石(石神)が祀ってあるというが、一説に、 その石神とはスサノオの本地「牛頭天王」の秘仏だという。 琉球の神女古伝ではスサノオを「天王ガナシー」と呼ぶが、 四天王寺で参って以来、この祠が妙に気になっていた。 石神は、太子の真像を探る手掛かりになるのではないかと。 天王尊と牛頭天王と、てだ御川に置かれた「牛頭の石」。 不思議な巡り合わせを思いつつ進むと、拝所の前に出た。 琉球国王にゆかりの御嶽と伝わるが、上古に遡る歴史が あることは、「東廻り」という神事からも容易に知れる。 ここは琉球の始祖・アマミキヨが住んだという聖地のひとつ。 そして目を開けると、驚いて引っくり返りそうになった。 石碑に、「平成2年2月22日改修」と刻まれている。 2月22日は聖徳太子の命日とされる日である。 これは偶然の一致か暗号か、はたまたメッセージか…?
by utoutou
| 2017-10-26 12:08
| 瀬織津姫
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by utoutou カテゴリ
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