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六甲山と瀬織津姫 200 久高島の御嶽廻り

新年明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い致します…というところで、
まさに願うような想いで、旧年末の久高島を振り返る。

この島で祈りを通すには、順序を間違えては駄目…
と教えてくれた神人がいた。まず自分を守護する神々
を悟り、その神々の御嶽を廻って挨拶(御願立て)する
ことが神の島でのシキタリなのだと。10年前に出会った
その人にはもう会えないが、12月初旬、久高島三角点
まで辿り着けずに諦めたとき、ふとあの話を思い出した。


↓スマホ画像は、11:20とあのときの時刻を示していた。
三角点探しを諦めてジャングルから抜け出てきたとき。
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いったん東京へ帰って2週間後、また思った。
アマミキヨ追跡は抜差しならない窮地に陥った(笑)と。
神々への挨拶廻りを怠ったまま、この状態で年を越す
のは、さすがにできそうにない…気がしたものだ。
そこで12月19日、久高島を再訪して自分なりの御嶽廻り
を敢行した。まずは、徳仁港から桟橋を歩いてフシマへ。
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上の写真を撮った位置で南へ振り向くとそこがフシマ。
御嶽名の表記には諸説あるが、火の島か不死鳥の島?
白いお墓? は、他所の人が建てていったという謎の物件。
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島の「真南(まふぇー)のにある御嶽」ことフシマは、
龍宮神が坐す島との伝承。写真左の岩にイラブーもいた。
私をこの御嶽へと導いたのは、アカララキ(御嶽)だ。
龍宮神(猿田彦)とアカララキ(瀬織津姫)は一対神
というのが、御嶽廻りで得た実感。というより確信。

と、このとき、時刻は15:43。安座真港を15:30に
 出た白い高速船が徳仁港に入って来た(写真中央)。
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御嶽廻りの2ヶ所目は、上の写真右に写る灯台の下
のイラブーガマ。イラブー(エラブ海蛇)は龍宮神
に見立てられ、いつしか久高島は「神の島」とされた。
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御嶽廻りの3ヶ所目は、
イラブーガマ近くのスベーラの御嶽(スベーラキ)。
古代ヤマトでは天皇の尊顔を「龍顔」と呼んだという。
龍神、イラブー、スメラ、スベーラ…の御嶽。
語り部は、この御嶽に天皇の就任式・大嘗祭の原型を
視ると、何年か前に言っていたものだった。
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4ヶ所目は私が龍宮と呼ぶ洞穴。10mほど地下へ
降りて20mほど進むと、イビ(拝所)前に出る。
「龍宮」については何度か書いたが↓こちらに詳細が。
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5ヶ所目は、中の御嶽だったが御嶽空間の撮影は失念。
中の御嶽に至った経緯は↓こちらの過去ログに。
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御嶽廻りの最終地点は、他でもない久高島の三角点。
中の御嶽が、龍神の坐す御嶽を巡拝する終着点と
これまで感じていたが、ひよっとするとこの場所か?
一般に、国土地理院の三角点と最高点は違うものと
いうが、島のおじいに聞くと、「そこが島でいちばん
高いところ。昔、高潮のときに皆んなで避難した」と。
拝所があったという話もあるが、見つからなかった。
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そうこうした後、久高島に1泊。翌日は、
いま米軍新基地建設で揺れる名護市辺野古に1泊。
3日目の帰路、那覇空港に行く前に語り部に会った。
しばらく話していると、こんなことを言った。

「赤い球を頭に載せた龍神が動いているのが視えます。
海からアカララキに上がり、島の三角点に進んで行く。
アカララキの前浜は、なんという名前でしたか?」

あーっと、思わず大声を上げそうになった。
「そうでした、ユーウラヌ浜!」
その語源は、「ユーフラテス浜」と呼んだ名残りだろう
と、語り部はかねがね語っていた。

龍宮神こと猿田彦、そして猿田彦の率いるワニ族は、
メソポタミアから渡来したということになる。
御嶽廻りのご利益とは、その気づきだったか…。







by utoutou | 2019-01-03 17:15 | 瀬織津姫 | Trackback | Comments(2)
Commented at 2019-02-10 22:58
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by utoutou at 2019-02-11 20:06
> takaamaharaさん
啓示に応えるのには、ご自身のさらなる悟りに従うしかないのではないでしょうか。
島のイラブーガマで祈り、そこからイラブーに導かれて龍宮へと進むのがよいと思います。
道はあると思います。私もそうでしたから。富里と久高には古代から縁があったようですね。
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