東大寺の大仏殿から春日大社(奈良市春日野町)へ。 〜平城京擁護のため国譲りを達成された最強の武神 である武甕槌様(鹿島)を神山御蓋山(みかさやま) に奉還した〜というのが、春日大社の御由緒。 創祀は1250年余り前という。鹿島神が常陸国から鹿 を伴って遷座する前から、春日山(御蓋山は前山)は この地に在ったわけで、その地名「春日」の由来 とは、つまり、地主神の氏名ということになるか…? まずは、神体山である御蓋山浮雲峰への遥拝所へ。 御蓋山は禁足地のため赤い鳥居の遥拝所から参拝。 遥拝所は屋根付き。鳥居の近さといい圧迫感がある。 大神神社の三ツ鳥居を拝観したときにも感じたものだが、 思うに、「禁足地」とは、封印した神に外出禁止を、 信奉者には接近禁止を、暗に申し渡すシステムなのでは? ![]() 春日大社の神々(創祀した藤原氏の氏神)に参拝する 前に、その地主神・猿田彦神を祀る摂社に参った。 本社拝殿を囲む回廊の西南端に、榎本神社はある。 摂社の前から、朱塗り回廊中央の正門の方向を見る。 賑わいは雲泥の差。榎本神社はいま自撮りのメッカ? ![]() 摂社・榎本神社傍の説明より抜粋すると…。 御祭神 猿田彦命、御例祭 十一月十一日 御由緒 春日の地主の神として尊崇され、本社御鎮座 後、一時安倍山(現在奈良県桜井市)に御遷りになった が承平五年(九三五年)再びこの場所に御遷座…と。 ![]() 御蓋山遥拝所は、回廊(菱形)の天辺の角にあり、 榎本神社は、菱形の対角(下)に鎮座している。 ![]() 沖縄では、「長者の大主」として親しまれ、また 神の島・久高島では「二ライウフヌシ」と呼ばれる。 ニライカナイを司る海神・豊玉彦の後裔と考えられる。 ひょっとすると綿津見神、まさにその神かもしれない。 春日大社を後にして、午後はJR桜井線で櫟本へ。 徒歩15分、和爾坐赤坂比古神社(天理市和邇町)に。 地名にも残るように、ここは和邇氏の本拠地だった。 祭神は阿田賀田須命・市杵島比売と、拝殿の木札に。 ![]() ![]() ![]() ![]() 確かに電車で3駅、その距離は8Km余りしかない。 いっぽう、水銀鉱山のあった宇陀までは東南に 降ること30Km余り。弥生末期あるいは古墳時代、 辰砂(朱)を掌握していたらしい和邇氏は、 はたして宇陀地方にも根を張っていたのだろうか?
by utoutou
| 2019-06-01 14:57
| 瀬織津姫
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