奈良で別れて3日後、久高島の神女(カミンチュ) から、フレームに入りきらない大木の写メが来た。 「おはようございます。博多の櫛田神社に来ています。 宇迦之御魂の神様が、宝珠宝珠と言うので、写真を 撮ったら銀杏の木で珠が光ったので、送りますね」 櫛田神社(福岡市博多区)の南門の傍に立つ、 「櫛田の銀杏」は、福岡県指定の天然記念樹である。 その銀杏の右に、久高島のインニヤー拝所に現れた 「ワニの珠」とよく似た青い珠が、浮かんでいる。 消えかけた瞬間に撮ったというが、確かに光ったと…。 ![]() 博多で驚き、宝珠にも驚き、とにかく返信する。 「まだ久高島に帰っていなかったのねっ!?」 「奈良に行くと決めてから、福岡にも他のどこにも 寄らないだろうと感じていたけど、奈良を回るうち、 糸島と博多がどうも気になってきて…」 沖縄へまっすぐ帰る予定を、急きょ変更したという。 その胸騒ぎには、どんな啓示が隠れてたのだろうか…? すると、もう1枚の写メ(↓)が届いた。 「この拝殿でお祈りしていたら、銀杏のところに 行きなさいと聞こえたので、行ってみたら珠が…」 「賽銭箱に宝珠が描かれてる、船霊…宇迦之御魂」 「そうなの」と、彼女。 ![]() 宇迦之御魂とは、ウガ(龍神)が戴く珠のこと。 つまりあの「ワニの珠」が、博多にも現れたのだ。 その不思議な現象を読み解くなら、 海人族(セーナナー)の船団(7つの首の蛇)を 守護した宝珠に、彼女は導かれたようだった。 琉球古代海人族の痕跡が博多にあるということか。 一足飛びに奈良の宇陀へと痕跡を辿ったものの、 その途中の博多に引き戻されたということらしい。 1年半前に櫛田神社に参ったときの写真を探した。 正面左の高い屋根が、博多祇園山笠の倉庫。 牛像の左後方に、樹齢千年という銀杏はあった。 ![]() そして、有名な「霊泉 鶴の井戸」を思い出す。 〜博多は太古海であったと言い伝えられ〜と説明が。 櫛田神社は、その「太古」の海岸に位置している。 海人族の船団はこの地に着岸したのかもしれない。 ![]() ところで、博多総鎮守・櫛田神社の祭神は…。 左殿に天照皇大神(大神宮)、 中殿に大幡主大神(櫛田宮)、 右殿に素戔男尊(祇園宮)、である。 主祭神の大幡主神(櫛田大神、大若子命)とは、 伊勢神宮外宮の禰宜だった度会氏の祖神という。 また、天御中主神の直系子孫であるともいい、 757年、伊勢国櫛田神社より勧請したのが御由緒。 伊勢国櫛田神社は、三重県松坂市櫛田町にある。 垂仁天皇22年、倭姫が天照大神を祀る土地を探す 旅の途中、この地を案内した大若子命を祀ったと。 その旧住所は伊勢国多気郡。思えば、 なんと多気郡の櫛田川中流域は日本最大の朱産地。 先日行った、奈良の宇陀室生とは地続きだ。 ひょっとすると、海人族が行き着いた朱産地は、 宇陀室生の先にある伊勢だったのではないか…!? 我々が室生龍穴に行った後、語り部が言っていた。 「猿田彦大神の下駄が、室生の先に視える」と。
by utoutou
| 2019-06-19 14:40
| 瀬織津姫
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Comments(2)
> ゆきさん
そうでしたか、糸島と櫛田神社。浮嶽神社や雷山や平原遺跡も重要な場所のようですね。 久高島に住んでおられたというお話にもびっくりです。なかなかすぐに住める島ではないですからね。私の場合も、以前から、なぜこんなに各地を歩くのだろうと不思議に思っていました。しかも、沖縄県内ばかりではなく…と。でも最近は、セーナナーが鉱脈を辿った海人族だったのなら、次々と移動するのは当然だったのだろうと思うようになりました。海から山に入って行った一族もいたのだろうなと。邪馬台国も移動する王国だったのかもしれませんね。また何か分かったら、教えてください。
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> ゆきさん
あなたはモアナですね(笑)。泣けましたよね、「モアナと伝説の海」。たとえ故郷を捨てようとも進もう♪でしたっけラストは。 島、村、海、伝説、星、釣り針、船、女神、、出てくるシーンのすべてが、古の琉球を思わせましたよね。倭人は鯨面文身だったといいますけど、マウイのように刺青をして釣り針を持った海アッチャーは、ポリネシアやミクロネシアでも同じだったんですね。 海人はやがて二手に分かれて山人にもなったと思います。海と山と川は繋がっていますからね。そこから海幸山幸の伝説が生まれたかと。ただ、モアナたちのようにたとえ故郷を捨てても、島に人々を残すのも海人の常だったかも…とも思ったり。進む・帰る・また進む…というのが、海人(ウミンチュ)のSDGsだったかと。何を言っているのか分からなくなりましたw
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![]() by utoutou
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