明石海峡大橋を通り、初めて淡路島へ渡った。 五色塚古墳の近くには高速入口がなかったので、 JR舞子駅に車を置き、高速舞子からバスに乗った。 約10分で淡路島SAに到着。12時40分。近いな。 ![]() 対岸の舞子浜を遠望。先ほどいた五色塚古墳や 白砂の美しい舞子浜(長さ1.7㎞あるという) の景観をスマホカメラをズームにして見とれた。 その白砂は六甲の花崗岩が風化してでできた真砂。 龍の都・志賀海神社(福岡市)が思い出された。 志賀島で、真砂は「お潮井」と呼ぶお浄めの聖砂。 参拝後、真砂を「海神のレガリア」と書いたが、 まさに真砂・花崗岩・水銀朱(丹)は、朱の王国 ・倭の繁栄を築いた隠し財源だったという説がある。 時代は降って、神功皇后が三韓遠征に赴くとき、 丹生津姫の託宣により六甲・丹生山の赤土(丹) を船体などに塗り、戦勝したという伝承があった。 水銀朱(丹)は、1500万年前の地球からの賜物。 それを人々は地球の神霊と感じたのでは…? また、 神功には安曇磯良が授けた潮満珠・潮干珠の守護も。 満干珠とは潮の干満を作り出す、太陽と月の神霊。 太陽・月・地球…神功皇后の出兵を守護した その三神を、琉球ではオミチムン(御三物)と呼ぶ。 いまも家々で祀られる「火の神(ヒヌカン)」だ。 ![]() 天照大御神を祀る国家神道を慮ってのことだろう。 淡路島SAのカフェで名物の海鮮丼を食べながら、 思いもよらず思いにふけってしまった、13時半。 渦潮の見頃時間にはタイミングが合わなかった。 ![]() 淡路IC発13時58分の高速バスで舞子へ戻ること にして、上りのバス停で、また渦潮を思う。 ![]() 渦潮に特別な思いを抱くのには、伏線があった。 日下部(後の日置部)に関係する話をするとき、 語り部はよく、「隼人の盾が視える」と言う。 カタカムナのアシア族がいた保久良神社の話、 生田神社に祀られる稚日女命(丹生津姫)の話、 廣田神社の天照大御神の荒魂の話をしたときも、 あの盾に描かれた渦巻き紋のイメージを湧かせる。 「本当の日向」にも書いたが、 渦巻紋は火の一族・日下部(日置部)のアイコン であり、「生命の輪廻を願う呪術文様」である。 またカタカムナの文字列の渦巻きにも酷似する。 あれは、宇宙創造のエネルギーということだった。 あるいは、鳴門海峡の渦潮を制した海人王の証。 ![]() 日と火と霊を崇め、大海と鉱脈を渡り歩いた 海人・日下部とは甑島から来た隼人ではないか? 「日下部が琉球から来た?」とも、考えている。
by utoutou
| 2019-10-04 20:40
| 瀬織津姫
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Comments(2)
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神功皇后の出征の際の話が出たので、
その続き?で、 皇軍船団が垂水沖合いに集結。 神功皇后は船を回し渡海して淡路島の北端の小さな岩山(SAからの御写真のコンモリした小山)の頂に鎮座する 石屋神社に参拝なさり、 軍旅の安全と賊徒鎮圧、征途の成功を祈念して懇ろに加持祈祷為さった由。 この岩山を三対山と言い、三国が一望できる事から神功皇后が名付けた(事になっています。) 東麓にポッカリ洞窟が開いていて、伝、元イザナギの幽宮。 地名も岩屋。 神功皇后に話を戻して、 参拝の砌、波風が高く時化ていて軍船団が難渋していたところ、 神功皇后は一首和歌を詠いました。(和歌は臨時、とっさの祝詞足り得る) //いざなぎや いざなみわたる 春の日に いかに石屋(いわや)の神ならば神。 と詠じると、不思議な事に、たちまち波風は収まり海は凪いだ!と伝わります。
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> たぬきさん
あれが三対山でしたか。ありがとうございます。淡路島ではまずそちらへ行きたくて、案内所で聞いたら岩屋港まではシャトルバスが出ていると。それでも時間が合わなくて断念しましたが、その神功皇后の祈願に出てくるのはどのような神でしょうか? 岩屋神社は淡路島にも明石にもあって、神戸の灘にも岩屋という地名がありますね。岩屋、その女神、神功のご先祖? と妄想しています。
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