月読命が丹生神社に祀られていることは、 何年か前に書いていた(過去ログはこちら)。 丹後の浦島神社(こちら)の祭神であることも。 祭神・浦島子は、日下部首などの祖先にあたり、 その祖は月読命の子孫であると、由緒に。 浦島神社では、浦島太郎と月読命を祀っている。 また、ここ丹生山の麓に西流する山田川は志染川 とも呼ばれ、流域の「志染の岩室(しじみのいわむろ、 現・三木市志染町)」は、5世紀に、皇位争いから 逃れて来た二人の皇子が隠れ住んだとされる場所。 その皇子たちを導いたのは、日下部連の親子だった。 一帯は、まったく日下部に所縁の深い土地である。 さて、 丹生山(標高514m)は丹生・帝釈山系にある。 右へ帝釈山(590m)、シビレ山(465m)が連なる。 シビレ山は志染にあり、丹(赤土)にまつわる伝承がある。 曰く、丹生山で採石した丹(赤土)で不老長寿の薬を調合 した山伏たちが、水銀中毒で「痺れた」という…。 ![]() その6世紀以前にまで遡るものではないようだ。 で、写真を見ることができる) ![]() いずれにしても、神々は随分と降ったものだ。 ![]() 大国主命の神々を思ったところで、ピンと謎が解けた。 他でもない、丹生都姫について。『播磨国風土記』逸文には、 神功皇后に託宣した爾保津比売は、国堅大神の子とある。 国堅大神(くにかためししおおかみ)とは、大国主命の先祖 だと、語り部もかつて言っていたことがある。 この地に丹生津姫はいない。祭祀した痕跡もないようだ。
by utoutou
| 2019-10-26 17:31
| 瀬織津姫
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