和邇と隼人は同族なのか…? などと考えるが、すぐに答えが出るわけもない。 話はちょっと変わるが、実は、 「隼人の女神」に関する素朴な疑問を抱いていた。 閩越の民は薩摩半島に渡来してアタ族と呼ばれた。 崇めたのは娘媽(のうま)。航海守護の神だった。 ところが、ヤマト神話に登場するする隼人の神は、 大山祇神、山の神となっている。その娘・木花咲耶姫 (別名カムアタツヒメ)を、天孫・邇邇藝命は娶った。 「海の神」は、なぜ「山の神」に擦り変わったのか? 語り部に意見を聞いてみる。 「和邇・安曇といった海神(人)族は龍神信仰でした。 大綿津見神(わたつみのかみ、海神)を祖神とした。 閩越の民・隼人も、本来は海神族だったと思います。 しかし、薩摩半島に着き鉱脈を辿って山に入ってから は、大綿津見神を大山祇神として崇めたと思います」 なるほど、海の神が山の神になったと。 地殻変動による島々の浮沈で、海底も山頂になる。 南方起源の民は、古の記憶を魂に留めていたのか? さて、その日も大里城址公園(南城市)にいた。 地形的にはカーブが続く坂道を登った高台にある。 標高150mの琉球石灰岩台地にできた大里グスク跡。 東西を軸にして築城されていたようだ。写真正面が北。 大里城址公園地図。↓「現在地」は城址台地の南端。 東へ行くと、チチンガー(泉)、カニマン御嶽。 カニマン御嶽はなぜ台地南端の崖にあるのだろう。 首里金城の(カニマン)御嶽も、南の崖にあった。 琉球古代の野だたらは、崖の途中に造られていたのか? だから、鬼餅伝説の兄(鬼)は崖から落ちて死んだ?
by utoutou
| 2020-03-16 15:21
| 天孫氏
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