フボー御嶽の前ではウフティダ(大きい太陽神) を感じたが、そこから少し北、西海岸沿いの ハタブチガー(島最古と思われる集落跡)へも行った。 海を挟んで5㎞先に斎場御嶽の稜線が見える。 写真奥から、ナーワンダーグスク、寄満、大庫理、 三庫理、そして、久高島(フボー御嶽周辺)を繋ぐ レイラインを、感じ取ることができるように思う。 初めて来たのは2月末。海まで下り、洞窟(ガマ) にも入ったことは、「オリオンの三部族」に書いた。 ハタブチガー(川泉の呼び名)は、この眼下にある。 写真中央左の砂浜は、フボー御嶽下のウガン浜だ。 そこには、クゥンディガーという名の川泉跡がある。 ハタブチガー、クゥンディガー、そして、ヤグルガー。 (↓地図再掲)フボー御嶽下のクゥンディガーを中心に、 3ヶ所の川泉があり、そこにオリエントから渡来した 海人族が住んでいたのだろうと、語り部は推理する。 「三」を重視するのは他でもない「太陽・月・星」、 琉球に伝わる「黄金三つ星」を信仰していたからだ。 ナーワンダーグスクの祭祀場にその痕跡がある。 天壇を思わせる崖上には、鏡と石香炉が置かれ、 その崖下には、北から南への方向へと、等間隔に 古い石香炉が3つ、整然と安置されていた。 (※鏡についてはブログ「皇室が持ち去った鏡」に) 登頂したときのブログ、「天照(アマテル)は男神」 を見ると、語り部との会話がくっきりと甦る。 琉球王府の信仰は、「日月星辰」だったという。 最後の「辰」とは何か? と聞いたとき、彼は答えた。 「太一でしょうね。宇宙の要、そして天帝。 宇宙生成と神羅万象を司る男神。アマテル…」 古代、渡来した海人族は、祖神・天照大神を ナーワンダー(なでるわ=祖の霊力)グスクで崇めた。
by utoutou
| 2020-07-12 20:44
| 天孫氏
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