日岡御陵(ひおかのみささぎ)の前にしばらく立ち、 立ち去り難かったのは、何日か前に語り部の言った ことが、頭の隅から離れなかったからだ。 「播磨稲日大郎姫(はりまのいなびのおおいらつめ、 以下、稲日姫)は、伊和都姫の霊力を継いでいますね」 このところ、姫たちの名が、 途切れないチェーンのように次々に出てきていた。 そして、こちらの御陵に眠る稲日姫。ただし、実は、 ここに進む前の境内でも、ひとりの姫を思っていた。 ![]() 倭姫についても、伊勢を歩いて書いたことがある。 記紀に伝わる、第11代垂仁天皇の第4皇女。 倭姫命は、天照大神の御杖代として旅をして、伊勢 の地に大神を祀った最初の斎宮になったという姫だが、 ここ加古川の稲日の日岡(氷丘)出身の稲日姫が 産んだという日本武尊(やまとたける)の叔母である。 境内には、稲日姫が日本武尊こと小碓と、双子の 兄・大碓を産湯につかわせる絵馬が掛かっていた。 ![]() その近くには、双子に沐浴に使われたという 伝説のふたつの臼(レプリカ)も安置されている。 ![]()
by utoutou
| 2020-11-11 17:07
| 天孫氏
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