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天孫氏は火の一族〈57〉鶴と亀のレイライン

かつてNHKの番組「知られざる古代」で一躍注目
された北緯34度32分のレイライン(太陽の道)は、
伊勢の斎宮跡(あるいは神島)を起点としている。

垂仁天皇25年に天照大神を伊勢に祀ったと、
日本書紀が記す、その初代斎宮は倭姫命である。

北緯34度32分。
私はこれを「倭姫ライン」と呼ぶ。線上に点在する
神社仏閣のうち最古は三輪山の大神神社。つまり、
 天照大神が宮中から遷座する先として求められたのは、
 同緯度上のさらなる東だったのではないかと考える。

↓ほぼ同緯度の淡路島・岩屋神社前からの東方。
 春分・秋分の日には、正面から朝陽が昇るという。
天孫氏は火の一族〈57〉鶴と亀のレイライン_a0300530_11152318.jpg





番組によれば、北緯34度32分ラインの西端は、
淡路島の舟木にある巨石遺跡(地元では石上神社)。
地図上に↓紫色のピンを置き東へと線を引いてみた。


いっぽう、北緯34度46分(2度ほどの幅はある)
には、六甲山に鎮座する六社が、ほぼ横一列に並ぶ。

神社名は「東経135度の子午線」に書いたのと同じ。
ラインの西端は日岡神社だと、考えるに至ったので、
地図上に、↓赤いピンを置き東へと線を引いてみた。
天孫氏は火の一族〈57〉鶴と亀のレイライン_a0300530_15371618.png






六甲山の東西軸は「磐長姫ライン」と呼ぶことにした。
このところ書いた姫たちの系譜、その頂点に坐すのは
大山祇神の妃・鹿屋野姫。その長女の名を冠して…。

妹は木花咲耶姫で、天孫・邇邇芸命の妃となった。
「倭姫ライン」に属するが母系は天孫氏(海神族)だ。

そう考えたところで、気がついた。
「磐長姫ライン」とは、「天孫氏ライン」である。
また「倭姫ライン」とは、「天孫族ライン」である。
 倭姫も、母系は天孫氏(海神族)だったけれども。

2本のレイラインはいったい何を意味する のか?
聞くと、語り部は、「鶴と亀ですよ」と言った。

「亀は万年、鶴は千年。亀に乗っていたのは?」
「浦島太郎、珍彦、椎根津彦、倭宿禰…
  倭の大王の系譜。つまり六甲山は「万年の亀」だ」

 龍神を始祖とする磐長姫(=苔牟須売姫)のライン。
 すると、天照大神を祀る伊勢は「千年の鶴」となる。

鶴の意味については、語り部はこう言った。
「倭姫が巡った伊勢の磯部に真鶴伝説がありますね。
 伊雑宮の近くで鳴いていた、穂をくわえた鶴。
この鶴を大歳神(五穀の神)として祀ったのが、
 佐美長神社(穂落社)。時代からして鶴は千年余り」

はたして、
鶴と亀のレイラインが意味するものは、何か?
カゴメカゴメ。カゴの中の鳥が現れ出るのか?
話はまた六甲山に戻るのだろうか? 興味深い。

↓如意輪観音ご開帳の朝の神呪寺。
磐長姫ラインに昇る朝日を見たのは4年前だった。
天孫氏は火の一族〈57〉鶴と亀のレイライン_a0300530_11452266.jpg




by utoutou | 2020-11-16 14:14 | 天孫氏 | Trackback | Comments(0)
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