レイライン(太陽の道)は2本あると語り部は言う。 鶴(地図上の紫)ラインは北緯34度32分の東西軸。 亀(地図上の赤)ラインは北緯34度46分の東西軸。 「鶴と亀は、表と裏にあたると思います。 鶴は新たな渡来族によって、亀は先住の海神族に よって、東と西の太陽を繋ぐレイラインは創られた」 つまり、それぞれのライン上に神社仏閣が存在する。 ![]() ↑ Googleから拝借して線を入れた航空地図をカラー調整 して彩度を上げると、画像の右、赤線と紫線の間の 南北に濃緑の山脈が際立ってきたが、これが生駒山地。 生駒山の南端にあたる鶴ライン上には二上山がある。 また、北端にあたる亀ライン上には国見山などがある。 一帯の現・交野私市には、饒速日命の降臨伝説が残る 磐船神社や、役小角が開基した獅子窟寺などが点在する。 獅子窟寺は北緯32度46分、六甲山の真東にあたる。 いっぽう、北緯32度34分の「表=鶴」ラインは、 かつて、「向津彦の行方」で触れたことがあった。 鶴ラインは、伊勢の斎宮跡を東端としているが、 そこは三輪山の真東にあたるという点に意味がある。 つまり、王権側は大物主神という先住神の坐す神体山 である三輪山を、天照大神という国家神を祀る伊勢へ の遥拝所として、仕立て直したと考えられるわけで…。 ときは、仏教伝来(538年)前夜の6世紀前半。 大物主神を崇めた三輪山の海神族は離散、西方へと 移動したのでは? と推理した。その続きにあたるのが、 今回の「鶴と亀のレイライン」にまつわる気づきだ。 亀ラインの六甲山には「六つの甲羅」のごとく六社 が並ぶ。さらに、六甲山地の西に日岡神社が鎮座。 日岡神社を、日向大明神と呼ぶ時代があったともいう。 日向とは、古代より三輪山頂に祀られていたと伝わる 大物主神の子孫・日向御子神を彷彿とさせる。 そもそも鶴と亀という2本のレイラインの話になった のは、日岡神社(兵庫加古川市)と六甲山の頂上に 鎮座する六甲山神社が、同緯度だと気づいたからだ。 あのとき2点を繋げて「磐長姫ライン」と名付けると、 語り部は、思いもよらないことを言ったのだった。 「磐長姫が出てきましたね。近い緯度の東にそびえる 富士山には、磐長姫の妹神の木花咲耶姫と、母神の 鹿屋野姫も祀られていますから」 「そうですか、富士山…」 「はい、天照大神を祀る伊勢が表ラインなら、 大山祇神・龍神を祀るのは裏ということになります」 (↓富士本宮浅間神社のまとめ「富士山とカヤノヒメ」) ![]() 六甲山が富士山との関連で語られる日が来るとは…。 それにしても、一族はどのルートから西へと逃げたのか? ↓2年前、どこかへの往路便の機内から撮った富士山。 ![]()
by utoutou
| 2020-11-24 20:14
| 天孫氏
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