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天孫氏は火の一族〈58〉三輪山から逃げて西へ

レイライン(太陽の道)は2本あると語り部は言う。
鶴(地図上の紫)ラインは北緯34度32分の東西軸。
亀(地図上の赤)ラインは北緯34度46分の東西軸。

「鶴と亀は、表と裏にあたると思います。
 鶴は新たな渡来族によって、亀は先住の海神族に
  よって、東と西の太陽を繋ぐレイラインは創られた」

  つまり、それぞれのライン上に神社仏閣が存在する。
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↑ Googleから拝借して線を入れた航空地図をカラー調整
して彩度を上げると、画像の右、赤線と紫線の間の
 南北に濃緑の山脈が際立ってきたが、これが生駒山地。

生駒山の南端にあたる鶴ライン上には二上山がある。
 また、北端にあたる亀ライン上には国見山などがある。
一帯の現・交野私市には、饒速日命の降臨伝説が残る
 磐船神社や、役小角が開基した獅子窟寺などが点在する。
 獅子窟寺は北緯32度46分、六甲山の真東にあたる。

いっぽう、北緯32度34分の「表=鶴」ラインは、

かつて、「向津彦の行方」で触れたことがあった。
鶴ラインは、伊勢の斎宮跡を東端としているが、
そこは三輪山の真東にあたるという点に意味がある。
  
つまり、王権側は大物主神という先住神の坐す神体山
 である三輪山を、天照大神という国家神を祀る伊勢へ
  の遥拝所として、仕立て直したと考えられるわけで…。

ときは、仏教伝来(538年)前夜の6世紀前半。
大物主神を崇めた三輪山の海神族は離散、西方へと
  移動したのでは? と推理した。その続きにあたるのが、
     今回の「鶴と亀のレイライン」にまつわる気づきだ。   

亀ラインの六甲山には「六つの甲羅」のごとく六社
が並ぶ。さらに、六甲山地の西に日岡神社が鎮座。
日岡神社を、日向大明神と呼ぶ時代があったともいう。
日向とは、古代より三輪山頂に祀られていたと伝わる
大物主神の子孫・日向御子神を彷彿とさせる。


そもそも鶴と亀という2本のレイラインの話になった
のは、日岡神社(兵庫加古川市)と六甲山の頂上に
鎮座する六甲山神社が、同緯度だと気づいたからだ。

  あのとき2点を繋げて「磐長姫ライン」と名付けると、
語り部は、思いもよらないことを言ったのだった。

「磐長姫が出てきましたね。近い緯度の東にそびえる
富士山には、磐長姫の妹神の木花咲耶姫と、母神の
鹿屋野姫も祀られていますから」
「そうですか、富士山…」
「はい、天照大神を祀る伊勢が表ラインなら、
大山祇神・龍神を祀るのは裏ということになります」
(↓富士本宮浅間神社のまとめ「富士山とカヤノヒメ」)
天孫氏は火の一族〈58〉三輪山から逃げて西へ_a0300530_09162410.jpg





  六甲山が富士山との関連で語られる日が来るとは…。
 それにしても、一族はどのルートから西へと逃げたのか?
        
↓2年前、どこかへの往路便の機内から撮った富士山。
天孫氏は火の一族〈58〉三輪山から逃げて西へ_a0300530_16112627.jpg


















by utoutou | 2020-11-24 20:14 | 天孫氏 | Trackback | Comments(0)
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