洞川温泉の朝。前日から降り続いた雨も止んで晴天に。 7時25分発の下市口行きの始発バスに乗り込む前に、 龍泉寺へ。本殿に向かって右手(東)に朝靄の大峯山。 ![]() 龍王池から本堂を望む。左の小祠が弁天堂。 こちらも水行場で、その先に本堂への石段が見える。 ![]() 旅館街には日帰り温泉施設もある洞川温泉の朝7時。 修験者はどこに泊まるのか、旅館で聞くのを失念した。 ![]() 吉野熊野国立公園に最寄りの温泉街。案内地図はこちら。 発車したバスは地図左上の赤丸(加工)、黒滝方向へ。 ![]() 出発30分後、黒滝・道の駅(吉野郡黒滝村)を通過。 奈良の「へそ」と呼ばれる渓谷だ。南は天川村に接し、 北は吉野山に、西は下市町と五條市に接するとの黒滝村 情報を手元で見て五條市(宇智郡)との位置関係を確認。 なるほど、吉野と宇智がこんなに密接だったとは…。 いっぽう、 奈良県のサイトで「県内の4水系」を見ると、なんと、 いまバスが通過中の黒滝川は、丹生川に合流している。 やがて丹生川は五條市で吉野川(紀の川)へと注ぎ込む。 「最古の丹生川神社は吉野から紀の川へ注いだ」説を思った。 ![]() ![]() 振り返ると、 丹生川上神社下社の幟が並んでいる。この神社こそが 『日本書紀』が記す本当の「式内社・丹生川上神社」 であると著したのは、『古代の朱』の松田壽男氏だ。 ![]() 帰宅して、松田氏の『古代の朱』を開く。 〜(※日本書紀の編纂当時)吉野郡内を流れる丹生川 はひとつしかない。それは大峯山塊の西側から発源して 黒滝、丹生の谷を潤し、下市町の南部を西流して、 大日川から北を指し、末は(※五條市の)吉野川 (紀の川)に入る 〜 現在は丹生川上神社下社と称して いるが、もとは現地で丹生神社とか丹生明神と呼ばれ〜 つまり、 こちらの丹生神社が本当の丹生川上神社だという見解。 すると、丹生川が吉野川に合流する地点である宇智郡も 古来、丹生か水銀の採掘地だったということになるか。 ゆえに、海人系の採鉱民だった隼人は宇智に移住した?
by utoutou
| 2021-11-02 07:36
| 天孫氏
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