九州へ行ってきた。霧島→甑島→阿蘇への旅。 それというのも先月末、阿陀比売神社の次に参った 二見神社(五條市二見)で思うところがあった。 九州編ブログの前にそれをメモしておこうと思う。 二見神社の祭神は水波能売神(みずはのめのかみ)。 阿陀比売神社の坐す「吉野の河尻」より下流の吉野川 右岸の小高い丘に鎮座。古代、ここにも隼人がいた。 ![]() もしや、ここが真の「吉野の河尻(河口)」か? 「二見」とは丹生川との合流地点を意味するという。 ![]() 由緒(要約) ☆姓氏録(815年の編纂)は、「大和天孫二見首 は富須洗利命之後也」と記している。 ☆二見の村を開いたのは、二見首(おびと)で、 首長が祖神・富須洗利命(ほのすせり)を祀った。 ☆延喜式神名帳(927年)は、「二見首の祖は 火闌降命(ほのすせり)也」と記している。 ☆いつからか、「雨師神社」と称され、水の神 農耕の神である水波能売神を祀るようになった。 神社の別名「雨師神社」の石標が境内に立っている。 ![]() 「あめっさん」の由来は境外の「二見神社の湧水」だ。 最近、パワースポットとも囁かれているらしい。 ![]() 近年まで使用されていたという枯れない清水。 「ここに龍神がいた…」と、語り部は視ている。 ![]() 「ミズハノメ は水銀姫」だったことを、思い出す。 「丹生津姫は、水銀朱(丹生)を採り尽くした地では、 水波能売神に転化した」との説に倣って書いていた。 そしていま、隼人の祖神・火闌降命を祀るこの地で、 「水銀の女神」と「水の女神」の深い関係を思う。 火の山は水の山。火山帯は湧水帯・温泉帯でもある。 金鉱採掘民だったらしい隼人は火の山を渡り歩いた。 そのとき、隼人を守護した女神の名は…? やはり隼人の本拠地だった南九州へ行こうと思い、 ↓隼人塚(鹿児島県霧島市隼人町)や神社を訪れた。 ![]()
by utoutou
| 2021-11-17 20:59
| 天孫氏
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