ヤンバルクイナ展望台に立つヤンバルクイナ像。 像というよりも、観光名所となっている建物だが、 写真を左右反転すると、辺戸岬の遠景に酷似する? クチバシが辺戸岬だとすると、喉のあたりは宇座浜、 ヤンバルクイナ展望台は、このヤンバルクイナ像の まさに胸元の四角い展望窓の左方向に位置している。 そこから、岬と宇座浜の絶景を見渡すことができる。 ![]() こちらは展望台の下、宇座浜に立って撮った辺戸岬… ![]() 宇座浜ビーチを南に辿った突き当たりで、陸の方向に 振り向くと、稜線の続きにヤンバルクイナ展望台がある。 そして、その先の方向に星窪(ふしくぶ)伝説が残る。 隕石の落下地点は、「星田(ふしだ)」と呼ばれた ![]() 星窪伝説が伝わる場所は、宇座原地(うざばるち)。 琉球王府が歴史書『球陽』の外巻として各地の伝承 を集めた『遺老説伝』に、次のように綴られている。 (以下意約) 〜この国頭郡辺戸邑宇座原に、太古の昔のある夜、 隕石が落ちてきて、楕円形の窪地ができた。 大きさは、深さ約2m、長さ約18m、広さ約9m。 今世の人々はこれを落星窊(らくせいわ)と呼んだ 〜 ※音読みで窊は「わ、え、ゆ」、「窪み」の意味。 語り部によれば、この星窪は、水田の貯水池と して使われていたので「星田」と呼ばれという。 「太古の昔」がどれほど古なのか…は分からない。 落ちた隕石の行方も伝わっているわけではない。 ただ、これを語り継いだ人たちは、アマミキヨに 違いないと、宇座浜に着く海神族の船を妄想した。
by utoutou
| 2023-05-25 20:32
| グスク・御嶽
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