熊本県南部・人吉盆地の山深く豊かな地形を見たい。 八代から肥薩線に乗って、あさぎり町の才園古墳も。 さらに、鹿児島へ移動して隼人浜下りを見たいと、 南九州の鉄旅を計画していたが、やむなく断念した。 肥薩線は案の定、八代〜人吉〜吉松の間が未だ運休中。 '20年の豪雨球磨川水害からの復旧が難航している。 また10月14日と15日に行われる恒例の隼人浜下りも、 かごしま国体が開催中のため、規模を縮小したという。 この隼人の浜下り(鹿児島神宮の放生会)という神事、 発祥は養老4(720年)に遡り、朝廷軍への抗戦で命を 落とした隼人の慰霊のために始まったという。神宮から 神輿は騎馬武者らに守られ巡行して、浜で魚を放流する。 ※↓写真は、霧島市観光サイトさまから拝借 ![]() 特に見たかったのは、浜下り(読みは、はまくだり) 一行の先頭集団が掲げる、色とりどりの「旗」だ。 その旗は、神輿に祀られる御神体のお供なのだろうか? 隼人塚史跡館(霧島市隼人町)を見学したときに、 浜下りの絵巻を見た。やはり神輿の次に旗行列が続く。 ↓隼人の盾を撮ったときに、下部に写り込んだ絵巻 ![]() ところで、鹿児島神宮の別名は「大隅正八幡宮」だが、 もし幡と旗が同じ意味なら「八幡神」を意味するのか? となると旗は御神体ということになるが、どうだろうか? いずれにせよ、浜下りと旗には並々ならぬ関係がありそう。 「正八幡宮」の社号額を掲げる、鹿児島神宮本殿。 「八幡総本宮」宇佐神宮と、どう違うのだろうか? 思えば「正八幡宮」にはいろいろと謎がありそうだ ![]() 熊本から鹿児島への旅を諦めた日と相前後して、 語り部から電話。ある難題が、現在進行中らしい。 「八幡大神とは、なんぞや? と聞いてくるんです」 聞いてくるのは「神」か? とにかく語り部は言う。 「八幡姫、姫大神、などと、私は答えたんですが、 そうすると、大陸を渡る人たちが視えてくるんです。 月の砂漠を〜♪と歌いながらシルクロードを渡る… あくまでも、私のイメージなんですけどねw」 月夜の砂漠を東へ進む隊列のシルエット、を思う。 夜のシルクロード、絹の道…どんな渡来族なのだろう。
by utoutou
| 2023-10-18 17:08
| 天孫氏
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