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天孫氏は火の一族〈136〉クラウドの劍

皇大神宮 参集殿能舞台奉納版としての
「御佩劍(みはかし)」を舞う緑間玲貴さんの
衣装は、天叢雲(あめのむらくも)を思わせて
ひときわ輝いていた。美しい舞と相まって、その
劍とは天と地と人を繋ぐ神器だったことを思わせた。

「御佩劍」を初演した2年前より、その舞は祈りに
ますます昇華したかのように、たおやかで力強い
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※写真は以下2点を含め#トコイリヤ・ソサエティー提供







11月11日11時からの1時間。
伊勢神宮内宮の能舞台で初となったバレエの舞は、
ヤマト神話で描かれる素戔嗚尊を、そして倭健命を、
武人でなく、神人として描くいくつかの仕掛けが
込められていたようだ。それが1111の意図か。
記紀が描いた武勇の皇子は、非戦の皇子として、
また新時代のヒーローとして生まれ変わったようだ
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「天叢雲の劍は武器ではない。劍そのものが光だ。
あなた自身が光となって世に跳べ。まほろばの国、
争わない平和な国へ。大和は国のまほろばだった」

のような神託らしきメッセージを語り部は伝えたが、
もちろんそれ以前に緑間さん自身は独自に演出方針
を固めていたらしい。神意はシンクロしていたのか?
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伊勢神宮での舞に先立ち、緑間さんは、
関係者に向けての次のような一文を発信していた。

「倭姫は、伊勢を訪ねた倭健命に伝家の宝刀
『天叢雲の剣』を授けました。物は朽ち果てたと
しても、全く同じ物を創り、そこに精神性を繋げ
 継いでいく。その為の剣です。まるでPCとクラウド
のようなことを、古代から人類は形を変えて
行ってきたのでしょうね(前後略)」

なるほど…天叢雲劍は「クラウドの劍」だったのか。

このバレエ奉納に集まったのは全国から140人余り。
直会の席を挨拶して廻る、緑間さん・前田さん夫妻。
その胸に光るペアのブローチが印象に残ったが、
これもまた今回の舞に込めた願いだった…つづく
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by utoutou | 2023-11-16 14:44 | 天孫氏 | Trackback | Comments(1)
Commented by utoutou at 2023-11-21 18:51
> 匿名さん
そうなんです。素敵でした。
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