緑間玲貴さんの奉納バレエ「御佩劍(みはかし)」 を観た翌朝は、起きがけにまた伊勢神宮内宮へ。 夢の中だったかもしれない。緑間さんがデザイン したピンブローチ「常若の雫」を思い出していた。 創作の経緯を、前夜、緑間さんのブログで知った。 常若(とこわか)の榊に滴る、一雫の朝露。 それは舞踊の、また人の営みの在り方を表している。 足が向いた先は、荒祭宮(境内マップはこちら)。 皇大神宮、第一の別宮。御祭神は天照大神荒御魂。 またの神名は、瀬織津姫(※「倭姫命世記」)。 あるいはまた、神名は撞賢木厳之御魂天疎向津姫。 (つきさかき・いつのみたま・あまさかるむかつひめ) 賢木とは榊のこと…そう意識して参拝するは初めて。 6:31 荒祭宮に着く。やはり姫神は榊と共に在った ![]() 荒祭宮には鳥居がない。その聖域に出るには、正宮 の外を大きく廻り ↓この場所で左折、石段を下る のだが、こここそが伊勢の聖地のように感じている。 その理由は「消えた猿田彦神」に書いた。矢印は、 瀬織津姫の御嶽への道。途中の低地は川だった痕跡? 6:25 右の正宮垣内には一対神・猿田彦大神が坐す ![]() 6:30 案内板の周りにも榊。空が明るくなってきた ![]() 6:32 足元の榊にイザイホーの神木・琉球青木を思う ![]() 神霊の神籬である榊。 沖縄では、 琉球青木(アザカ、長実ボチョウジ)がそれだ。 神の島・久高島でも、アザカは御嶽に生えている。 榊の葉は互生、アザカの葉は対生。いずれにしても、 葉は茎から左右に生え十字路(八衢)の神を思わせる。 綿津見神の子・猿田彦大神。伊勢地方の氏神である。 そんなわけで、久々の伊勢は、 猿田彦神(日神)と瀬織津姫(月神)を偲ぶ旅に…。 6:55 宇治橋から宇治神社(地図)方向を見る。 神宮内で供える榊はその産土神の森から採るという ![]() 11:03 ホテルで朝食後、伊勢を発つ前に倭姫宮へ ![]() 倭姫宮の榊に緑間さんが舞った「御佩劍」を思う。 白鳥となり飛ぶラストシーンに、あの歌を重ねた。 〜 倭は国のまほろば たたなづく青垣 山隠れる 倭うるわし〜 ヤマトタケルの詠んだ「倭」とは果たしてどこか? 「「御佩劍」をきっかけに謎解きは進みますよ」 以前、語り部がそんなことを言っていた。 伊勢での気づきが「まほろば探し」に繋がる予感。
by utoutou
| 2023-11-20 13:24
| 天孫氏
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