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天孫氏は火の一族〈139〉上賀茂神社へ

「天久宮へ」の続きを書こうとしたが、閑話休題。
京都に所用があり出向いたので上賀茂神社に参った。
天久と第一尚氏の話にいずれ繋がるような気もする。

下鴨神社の河合社から、糺の森の道を歩いた後、
上賀茂神社へと向かう。帰りの新幹線まで1時間半。
先日「中世の玉依姫」「鴨氏の姫か」を書いたので、
鴨玉依姫の宮に初参拝してから、帰途につきたい。

上賀茂神社。七五三の家族連れも多く華やいでいた。
観光客で混み合う京都、ここ北区はさほどでもない
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本殿の楼門。晩秋の陽射しに朱色が映えている。
上賀茂神社(賀茂別雷(かもわけいかづち)神社)
【御祭神 賀茂別雷大神】
縁起ともなった神話はこちら神社の公式HPに。
 賀茂玉依姫が賀茂川で拾った丹塗り矢に感得して、
賀茂別雷神を懐妊するという神結譚が由緒である
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楼門前に、賀茂玉依姫を祀る片岡御子神社が在る。
傍の説明板には「賀茂別雷神社 第一攝社」と。
略称・片山社【祭神 玉依比賣命】
賀茂玉依姫は賀茂別雷大神の母であり賀茂県主族
の祭祀を握っていた最高の女神と、記されている
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ともかく、上賀茂神社摂社の第一社ということで、
まさに本殿の祭神を守護するかのような佇まい。
祭祀には、まずこちらで祭りを行うのが例という。
皇室の行幸でも、まずこちらの社への奉幣が先とか
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賀茂玉依姫。琉球国の天久にいたという伝説の
神女「中世の玉依姫」は、この姫の神魂を継いでいた
と思う、と語り部。鴨氏に琉球はどう繋がるのか…?

帰り道、本殿の方向を振り返る。
広大な境内だ。67万平方mの広さがあるという。
その背後には賀茂別雷神の降臨地という神山がそびえ、
さらに北へ行けば、賀茂川源流域に貴船神社が坐す
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ふと思う。
こちら上賀茂神社の祭神は賀茂別雷神。いっぽう
以前参った高鴨神社の祭神は阿遅志貴高日子根命
(あじしきたかひこねのみこと=迦毛之大御神)。
琉球と、より所縁があるのはどちらの祖神だろう?









by utoutou | 2023-12-02 14:38 | 天孫氏 | Trackback | Comments(0)
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