夏の沖縄旅で参った浦添市沢岻(たくし)の御嶽 の話はしばらく横に置き、前回ブログに載せていた 「九州綱引き分布図」の続きで思うことをここに。 それが卑弥呼(ヒミカ )を理解する早道のようだ。 「綱引きは隼人の風習」と、民族学者・大林太良氏は 述べた。十五夜綱引き神事が残る地域と隼人や熊襲 が居たと思われる地域は、ピタリと一致するという。 その話で、過去ログでも紹介した ↓ MAPに見入る。 いっぽう御船町の西に目を転ずると、八代海に 突き出た宇土半島、その東に宇土市(青丸は加工)。 縄文前期の曽畑貝塚からは↓曽畑式土器(左)が出土。 それは朝鮮半島からも出土。海路での交流が窺える。 熊襲は、東シナ海を自在に往来していたのだろう 曽畑式土器の遺跡一覧。赤線(加工)が曽畑遺跡。 (鹿児島県上野原縄文の森サイトより拝借) 「綱引き分布」と「曽畑式土器分布」は「貝の道」 とともに広がっていたのだろう。そして、その道 のどこかに女王・卑弥呼の国があったのではないか? と、最近は「火(肥)の国」にココロ奪われている。 卑弥呼の末裔は火の国から沖縄に里帰りした…。 あの天久に残る伝承を踏まえると、おのずと、 「邪馬台国は熊本にあった」説が浮上してくる。 そして、卑弥呼は熊襲の血を引くという推理に至る。
by utoutou
| 2024-09-29 13:58
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