ヤマトタケルが草薙の剣を遺したという伝説の 氷上姉子神社(名古屋市緑区大高町)に参拝。 熱田神宮摂社で、祭神は宮簀媛命。 境内末社に元宮や神明社、境外末社の朝苧社も鎮座。 【由緒】 ※氷上姉子神社の栞より一部 〜当社は古代尾張の開拓神であった天火明命の子孫で、 当時の尾張国造(現在の地方長官)として火上の地を 本拠としていた乎止与命の館跡(現在の氷上山頂近く の元宮の地)に、宮簀媛を御祭神として仲哀天皇四年 (一九五)に創建された由緒深い神社です。 御祭神の宮簀媛は乎止与命の女(むすめ)で古代随意一 の英雄と讃えられる日本武尊が、東国からの帰途 この地に留まられた際に結婚され、尊の薨去後は 神剣草薙剣を奉斎守護して、やがて熱田神宮創祀への 貴い道を開かれた方であります(前後略)。〜 静かで温暖で陽が暖かい。古来、海沿いの高地だった ![]() JR大高駅で降りた。ロータリーに立つ案内MAP。 氷上姉子神社は地図の左下の氷上山に坐している ![]() 大高町氷上山は、昔は「火高火上」と称したが、度々 火災を蒙って以来「大高火上」と改称されたという。 語り部は、この地も古来「日高見」と呼ばれた国では ないかと視ているが、現地を歩いても確証は掴めない ![]() ところで、神剣にまつわる 今次の戦時中の話を、語り部からこう聞いた。 「天叢雲剣(草薙の剣)は飛騨高山に避難していた」 調べると、 天叢雲剣は進駐軍による接収から逃れるため、熱田神宮 から飛騨一宮の水無神社(飛騨高山市)に移座していた。 また戦時中に空襲を恐れて熱田神宮の地下神殿で祀られた ことも、以前「地下神殿はあった〜熱田神宮」に書いた。 なぜ神剣の避難先が、飛騨の水無神社だったのか…? 前回ブログの後、電話すると語り部は言った。 「どちらも日高見国だったからだと思います。神剣を 祀るべき先は、祖先神の坐す日玉(飛騨)の国…」 「日玉の国つながり…」 「尾張国の氷上山から飛騨高山にかけて、つまり後の 尾張から美濃にかけては日高見の国だったのでしょう」 その意見は先日のブログ「日高見の王」にも書いた。 神社由緒に拠ればこの地は乎止与命の館跡というが、 その妃であり宮簀姫の母・真敷刀俾(マシキトベ)は、 もともと、日高見の国の女首長だったと考えている。 〜 嬢女(おとめ)の床の辺に わが置きし剣の太刀 その太刀 はや 〜 ヤマトタケルが詠んだとされる 歌には「妻恋」に留まらない意味があるかもしれない ![]()
by utoutou
| 2024-12-25 22:48
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