人気ブログランキング | 話題のタグを見る

琉球玉依姫〈45〉東海の三社めぐり

成海神社(名古屋市緑区鳴海町)へ向かう。
というか、氷上姉子神社〜成海神社〜星宮社
三社を、氷上姉子神社に行くために乗ったタクシー
で巡ってもらい、星宮社に近い本星崎駅で降りた。

「珍しいコースですね」と運転手さんに聞かれて、
「ヤマトタケルゆかりの神社めぐり、みたいな…」
と答え「そうですか、初めて聞いた」と言われる。

【成海神社】
平安時代初期の宮中の年中行事や制度などを
記した『延期式』に載る「愛智郡成海神社」に
あたるとされる格式の高い神社である。
朱鳥元年(六八六)の創建と言われ、日本武尊、
宮簀媛命、建稲種命を祭神とする。初め天神山
(根古屋)に在ったが、応栄(一三九四〜一四二八)
のころ安原宗範が鳴海城(根古屋城)を
築くにあたり、この地に移された(後略)。
琉球玉依姫〈45〉東海の三社めぐり_a0300530_09551561.jpg








 成海神社は鳴海城に、氷上姉子神社は大高城に至近。
ヤマトタケルと天叢雲剣と宮簀姫の主舞台は、
時を経て織田vs.今川の桶狭間の戦いの主戦場に
琉球玉依姫〈45〉東海の三社めぐり_a0300530_09551150.jpg








神社が城になるということは、そこが牙城の適地でも
あるということか…と考えると、ヤマトタケル伝説
の舞台もまた古戦場の色彩を帯びてくる、気がする
琉球玉依姫〈45〉東海の三社めぐり_a0300530_05215427.png
※Wiki.断夫山古墳の古地図を拝借。三社は地図の下部。
成海神社の旧地、鳴海城(下部右手)に赤星を加筆。
その左上、笠寺台地の南端に星宮社、海を挟んで南
に氷上姉子神社が鎮座。熱田社は北の熱田台地にある。


ところで、冒頭で、私がタクシーで話したと書いた
「ヤマトタケルゆかりの神社めぐり」コース。

運転手さんが「珍しい」と言うのもそのはずで、
思いつきで名付けたもの…というより、語り部の
 話したことが、この日の順拝コースになっていた。

氷上姉子神社〜成海神社〜星宮社。
三社を挙げたとき、語り部はこう言ったのだった。
「その三社で太陽・月・星を祀っていたのでしょう」

三宮信仰は、伊勢神宮の本来の神祀り構図だった
 との伝承は、「伊雑宮へ〜弾圧の果てに」に書いた。
 それは沖縄にも残る海神族の祭祀の在りようだった。


今年も皆さまのご訪問、ありがとうございました。
新たなる巳年へ、良き新年をお迎えください✨🌟





by utoutou | 2024-12-31 20:52 | 最終章 | Trackback | Comments(0)
名前
URL
削除用パスワード

※このブログはコメント承認制を適用しています。ブログの持ち主が承認するまでコメントは表示されません。

<< 琉球玉依姫〈46〉星の宮 琉球玉依姫〈44〉氷上山へ >>