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琉球玉依姫〈46〉星の宮

新年明けましておめでとうございます。
越年してしまいましたが、尾張への旅の中盤は、
知我麻神社(名古屋市南区本星崎町)に参拝。

名鉄本星崎駅の西に鎮座。南面する星宮社の丘に
上(かみ)と下(しも)の知我麻神社が並んでいる。

上知我麻社に宮簀姫の父神・乎止与(おとよ)命、
下知我麻社には母神・真敷刀尊(ましきとべ)
熱田神宮の摂社である上下の知我麻社の元宮という
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笠寺台地の南端に位置しており、流星や隕石に
ついての記録があり、社名の由来になったという。
『尾張名所図会』は、「天津甕星神を祀れり、
或いは香香背男神といへるも同神なり」と記す
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東から小道を進んだので、星宮社正殿前に着くより
前に、知我麻神社への石階段を登る格好となった
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宮簀姫の父神(東)と母神(西)が並祀される
様子は、太陽と月の結婚のようにもふと思われる。
であるなら、星(北)は天空に坐す天津甕星神か。

すぐ北に笠寺小学校(=星崎城址、本星崎町)
があり、賑やかな子どもたちの歓声が聞こえた。
創建当時(637年)から織田信長が星崎城を築城
するまで、星宮社は星崎城の場所にあったという
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星宮社に近い名鉄・本星崎駅でタクシーを降りて、
名古屋駅方面に戻る。次駅は本笠寺、その次が桜
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隣駅の本笠寺駅の近くには見晴台遺跡があり、
さらに隣の桜駅の近くには桜明神社古墳がある。

古代、笠寺台地と熱田台地の間は、愛知の語源とも
される年魚市潟(あゆちがた)と呼ばれる干潟で、
本星崎町は、その南東に浮かぶ離れ小島だった。

海面上昇した場合の地形が分かる地図FloodMaps
で、縄文海進(7m)を想定してみると分かった。
この日に三社めぐりした場所も沈まず残っている。

北から、星宮社・成海神社・氷上姉子神社。
語り部が言ったように、三社は、縄文弥生人が
星・太陽・月を祀った御嶽にあたるのだろうと実感。





by utoutou | 2025-01-06 20:39 | 最終章 | Trackback | Comments(0)
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