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琉球玉依姫〈47〉尾張国一之宮・真清田神社

旧年中のことになるが、尾張国一之宮・真清田神社
(尾張一宮市真清田)を参拝。星宮社に最寄りの駅
 もある名鉄に乗り北へ。尾張一宮で下車、徒歩8分。

正月行事・どんと焼きも行われた本殿前は、あの日、
雨模様ということもあってか参詣客もまばらだったが、
楼門の迫力や本殿奥の社叢の雄大さに目を奪われる。
地図を見ると、南西に面する本殿は境内域のほぼ中央
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尾張国一之宮・真清田神社
御祭神 天火明命(あめのほあかりのみこと)
別名・天照国照彦天火明櫛玉饒速日命
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参拝を終えて境内を引き返し、由緒の掲示を読む。

真清田神社の御祭神
「天火明命」(あめのほあかりのみこと)は、
皇祖「天照大御神」の御孫神で、弟神は天照大御神
から大洲島(おおやしま=日本国)を豊葦原の
瑞穂国に治めるよう諭され(中略)た瓊瓊杵尊
(ににぎのみこと)に当たり…(中略)

古代、天火明命は大和国(今の奈良県)の葛城山麓
にある高尾張邑」(たかおわりむら)をご出発され
 尾張の地に入国、この地域を開拓されました(後略)


やはり高尾張邑か…と、内心、ひとりごとを言う。
私が「尾張の神社巡りに行こうと思う」と言うと、
語り部は、「葛城の高尾張を出てから、氷上(の山)
に上がる人たちが視えますね」と、言っていたものだ
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葛城の地・御所市の市史によれば、高尾張の尾は
山の尾・丘の尾の意味で先端を表し、張は墾で、
開けた所という意味なのだという。思えばここ尾張
の国の南端にある氷上山も、似たような地形だった。

氷上姉子神社のある氷上山→熱田神宮→真清田。
尾張氏は内陸へと北上しながら勢力を強め、婚姻
などによって「大和」との関係を深めていったのか
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それから、掲示された地図に目が釘付けになった。
本殿の奥の社叢の聖域に祀られている⑦三明神社
お宮なのか、はたまた磐座の御嶽なのか?
公式サイトには、祭神は本宮の御荒魂と記される
琉球玉依姫〈47〉尾張国一之宮・真清田神社_a0300530_12085404.jpg


室町時代に描かれたという「真清田神社古絵図」
には、三明神社の前に三ツ鳥居が立っているらしい。
一之宮というのに何故だろう? かなり謎めいている。
つづく…。






by utoutou | 2025-01-19 00:21 | 最終章 | Trackback | Comments(0)
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