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南島の瀬織津姫〈13〉白山と「シラ」

白山比咩神社(石川県白山市三宮町)奥宮遥拝所。
神社の説明によれば、大汝峯、御前峯、別山の
「白山三山」の形をした大岩が祀られている。
毎月2回ある月次祭では神職が遥拝するという
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説明板を読む(要約)。やけに「三」が多い。

・霊峰白山は、御前峯・大汝峯・別山の三峯のこと
・白山奥宮は最高峰の御前峯に祀られ、全国三千余
の白山神社の総本山として仰がれている
・白山奥宮の境内は古来、白山比咩大神の御神体山
・白山は、富士山・立山と並んで「日本の三名山」
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上部には、
白山連峰の標高や神社の御祭神が記されている。

・御前峯(2702m)は白山奥宮(白山比咩大神)
・大汝峯(2684m)は大汝神社(大国主命)
・別山(2399m)は別山神社(大山祗神)
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こちらは神社境内図。神社の遥か南方に白山三山
が遠望できる、という位置関係。だが、ここは既に
山麓の域だからか、三山の姿は仰げなかった。
逆に白山を水源として日本海に注ぐ手取川(地図左)
以西の加賀平野には、多くのビューポイントがある
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白山市のやや西南に位置する日本海側の小松市
から見た霊峰白山。中央右が大汝峯、その右(南)
 尖った山頂と稜線が見えているのが最高峰の御前峰。
マッサの日々旅人な暮らし」様サイトから拝借
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上記のブログ以外にも「白山眺望スポットガイド
など、白山連峰を堪能できるサイトは数多あるが、
別山(べっさん)を捉えた写真はそう多くない。

それもそのはず。調べると、白山の最高峰である
御前峯から尾根伝いに5.5㎞も離れているという。
そのため、「別山」と呼ばれているらしいが、
もうひとつ命名の由来を推理する説を見つけた。

白山の語源を、ユーラシア大陸の「シラ=
太陽・大地・風など畏敬する自然そのもの」に
求める考察で、NHKディレクターの水谷慶一氏は
白山とはシャーマニズムでいう「シラ」を意味
すると著した。※『白頭山と白山信仰について』

白山を「シラやま」を呼んだのは古代、大陸の
旧満州の白山部に住み、朝鮮半島を通って東へ
 と渡来した靺鞨(まつかつ)の一族だと、水谷氏。

白山部とは、白い山(韓国での呼称は太白山、
中国での呼称は白頭山)を仰ぐ地だったようだ。

白山を朝鮮語の発音で読めば、ペッサンとなり、
「これが案外と別山の名称の起こりでは」とも。
つづく…





by utoutou | 2025-06-21 15:26 | 最終章 | Trackback | Comments(0)
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