白山比咩神社(白山市三宮町)境内を下る琵琶滝 の側に祀られる河濯尊大権現(カワスソンサマ)。 難病に効く神徳があるという。写真は情報サイト 「いいじ金沢」から拝借したが、その記事中で 難病に効くという神徳や、下記の由緒を知った。 〈河濯尊大権現之由来〉 (前略)伝説には泰澄大師御自作と謂う。 あたかも往古より度々水火の難により大破損 の為に、信者是を大修繕を為す。即ち御本尊の 背面には奉造立 河濯尊大権現、石浦町菅波屋 三島兵衛、五月吉日祥日元文戌午歳と彫刻あり 平成九年より二百五十九年前、元は神社の地内、 白山さん参道脇の小祀に鎮座しましたが、明治 の頃、二回の火難の為此の所に遷したてまつり 現在に至る。(後略)河濯尊大権現奉賛会 まとめると… 河濯尊大権現堂の創祀は平成9年(1997年) から259年前(1738年)、江戸時代の中期。 本尊は、泰澄の自作という伝説があるという。 白山を開いた泰澄は8世紀の人だから明治時代 までの約千年、河濯尊は境内に祀られていた… ![]() この河濯尊(カワスソン)大権現こそは、 瀬織津姫と呼ばれる神と知ったのはweb上でだ。 最初は誤入力だった。スマホの検索ボックスに 河濯尊のつもりで川裾尊と入力してしまったが、 その結果、川裾尊とは河濯尊の異称だと知った。 ヒットした論文『滋賀県、福井県、石川県 の川下、川裾、川濯信仰の伝承』(2008年、 船山直治氏ほか)で、瀬織津姫の神名を見た。 曰く、 石川県における川裾信仰の地の筆頭にこの 河濯尊大権現堂が挙げられているが、他に加賀市 の大聖寺川流域、金沢市の犀川流域、そして 白山市の倉部川流域と、5ヶ所に伝承はある。 そのうち、金沢市の犀川沿いにある瀬織津姫社 は、祭神として大禍津日神を祀り、祭日には 川濯御神の旗頭を挙げる風習があるという。 河濯尊=川裾尊=大禍津日神=瀬織津姫。 川に坐して、罪と穢れを浄化する水の女神。 その古名は撞賢木厳之御魂天疎向津姫に遡る。 過去ログ「神功皇后の新羅遠征」で紹介したが、 『契丹古伝』によれば、新羅は熊襲の興した国。 漢民族にとって東夷の国だった新羅の人々や 熊襲の崇めた神が、撞賢木厳之御魂天疎向津姫。 そもそも白山の「白」には新羅の意味があると いう説がある。ここは新羅人が渡来した地だと。 参拝から日が経つが、白山比咩神社は謎めいて いて、その「深い沼」からなかなか出られない。 白山比咩神社の南側にある禊場と、その奥の禊社 ![]() ![]()
by utoutou
| 2025-07-24 20:27
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