東(あがり)の御嶽へは何年ぶりになるだろうか。 10年以上は経っている。あのとき案内してくれた 語り部は都合が悪く、今回は同行を頼めなかった。 代わりに、知人がゴルフ場のフロントで許可を得て くれた。車に再び乗り込んで移動中、玉城城を探す。 彼が「そこにグスクが見えますよ」と、指差した その先に城壁の石積みが、そして一の郭の丸い門へ 登る木製階段が埋もれるように、かすかに見える。 ということは、眼前に広がるグリーンに、かつて (今次の戦争前)は玉城一区の集落があったわけだ。 いつもは一の郭から見下ろしていた、その逆構図。 私たちは文字通り、「東」へ向かって移動していた ![]() 知人は、ゴルファーがいま打ったボールの行方を 目で追い安全を確かめると、「はい、行きますよ」 と言って小走りにコースを横切り、御嶽へと向かった。 その背中を追いながら、太平洋の方向をスマホで撮る↓ ![]() 東の御嶽は古から「垣花の御嶽」とも呼ばれた。 神名は『琉球国由来記』(1703年)によれば、 「アフイハナ・テルツカサ・ノ・オイベ」。 アフイハナとは葵の花の琉球方言とも言われる。 語り部は、「賀茂氏の葵紋を連想する」と語った。 偶然の一致かも知れないが、とにかくこの高台には、 まだ整理されていない古代の記憶が沈んでいるようだ。 またこの地は戦後、CSG基地建設のため乗り込んだ ブルドーザーを神女おばあが念力で飛ばしたという、 伝説の舞台。そうして残ったのが、東の御嶽である ![]() ![]() ※東の御嶽(垣花の御嶽)の過去ログはこちら
by utoutou
| 2026-05-22 14:49
| 第二章
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