2015年 12月 16日 ( 1 )

東国三社 ⑧ レイラインを諏訪大社へ

龍蛇族は、沈没したムー大陸から来た。
ユーラシア大陸を往復してきた龍蛇族もいた。
彼らは、後に日本となるこの島々に着いてから
なお、日の出の東方に向けて移動を続けた。

ムー大陸から来た龍蛇族を国津神といい、
大陸から来た龍蛇族を天津神という。
沖縄の古伝では、「どちらの神も元ひとつ」という。

そんな語り部の話を聞いてから間もない週末、
思い立って諏訪大社(2社4宮)に参った。
東京新宿から3時間、恒例の日帰りバスツアーで。

東国三社の筆頭である鹿島神宮と緯度が同じで、
2点を結ぶと東西のレイラインになる諏訪大社。
上社下社の4宮を、湖畔に抱える諏訪湖は、
日本列島を九州・沖縄から、茨城の鹿島まで走る
中央構造線と、糸井川静岡構造線がクロスする位置。

はたして龍蛇族が交差した痕跡はあるのか?

ご存知、諏訪大社の主は出雲で国譲りをしたと
神話にある大国主の次男である。
国取りのために派遣された武甕槌神に抵抗して、
この地に逃れた。出雲や越後の伝承によれば、
海路、母神の故郷である越後に着いてから
諏訪に入ったとされる。



まず出雲からの来た神の痕跡に目を見張った。
諏訪大社下社秋宮の神楽殿には、
出雲大社で見たままの巨大な注連縄が張られている。
a0300530_12325122.jpg


諏訪大社4社に共通する背の高い「御柱」にも、
出雲と同じ祭祀様式が見られる。社殿自体にも。
a0300530_12381961.jpg


↓こちら諏訪大社上社前宮の奥(写真左が本殿)。
祭神は、建御名方命とその妃・八坂刀売命。この
写真右方向にその墳墓がある。ご覧のような磐座も。
a0300530_12345122.jpg



↓諏訪大社上社本宮。ご神体は背後の守屋山と言われる
が、物部の末裔が祀ったとの伝承があるが、時代は新しい?
異名では洩矢山とも呼ばれるが、こちらは
建御名方と戦った土着の神に由来すると伝えられる。
では、太平洋から渡来の痕跡は…?
a0300530_12492152.jpg


手がかりが掴めず、語り部に連絡した。
ひとつだけ気になるものが、あるにはあったので。

「社務所で“薙鎌(なぎかま)守”ってお守りを見ましたよ。
諏訪大社の神器を模したものと書いてありました」

薙鎌とは、諏訪大社の神器のひとつだそうで、
御柱祭の前年(来年は大祭なので今年だが)には、
御柱となる杉に薙鎌を打ち付ける「薙鎌神事」がある。

思うに、薙=ナーガとは、インドの龍蛇神。
草薙の剣の「薙」の語源という説がある。
いっぽう諏訪明神は龍蛇神、冬の「御神渡り」も、
湖面が龍の背のように凍って盛り上がることをいう。

どこか南方系の龍蛇神の匂いがするが、さすがに妄想?
と思っていると、語り部が言った。

「薙鎌…戸隠神社(長野県)の社紋と同じですね」
「は?」
実は9月初旬、戸隠神社(長野県長野市)に参詣した。
その際、奥宮の拝殿で目にした卍の社紋は覚えている。
a0300530_21164725.jpg


↓ 戸隠神社の社紋である「鎌卍紋」
画像は戸隠神社HPより拝借した。
サイトによれば、4本の鎌を卍にかたどった
鎌卍(まんじ)とは水の神・戸隠大神の象徴という。
a0300530_10080053.jpg

薙鎌でつながる戸隠神社と諏訪大社は、
確かにいずれも天竜川水系に属する立地。
龍脈なる中央構造線を源流へと遡った同族もいたか。
上古から農事に鎌を使う民…産鉄族でもあったろう。


「鎌卍や薙鎌は、沖縄のカジマヤーと同じ形ですね」
「カジマヤー?」
言われてみると、確かに形が似ている。
カジマヤーとは、風車のこと。旧歴の
9月7日に行われる「97歳の長寿祝い」を指す。

カジマヤーを祝われるお年寄りは、風車を手に
オープンカーに乗り、四辻を廻って祝福を受ける。

語り部が続けた。
「カジマヤーには、“龍蛇族は永遠に”の意味もあります」
「は〜、草薙の剣もカジマヤーも龍蛇族の証?」
「そうだと思います」
「では、その別名である天叢雲の剣は?」
「それが、大陸から戻ってきた龍蛇族の証では」
「ああ、神剣はふたつあった…」

三種の神器のひとつ神剣はひとつではないと、
語り部は、かねがね言っていた。

景行天皇の時代、東国へ向うヤマトタケルに
倭姫から手渡されたのは「天叢雲の剣」。
駿河国で敵の放った野火に巻かれたとき、
剣で草を刈って窮地を脱したことから、以後、
「草薙の剣」と名付けられたと、日本書紀にはあるが、
神剣がふたつ存在した史実のカモフラージュでは…と。

草薙の剣と、天叢雲の剣が、
国津神と天津神、それぞれのレガリアだったとすれば、
日本神話にも「ムー大陸」伝説は潜んでいたことになる。






























by utoutou | 2015-12-16 15:09 | 神社 | Trackback | Comments(9)