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六甲山と瀬織津姫 226 空海の井戸

荒神発祥の地という笠山荒神社(笠山坐荒神社)。
最終的には初めにくぐった鳥居まで戻ったのだが、
実はこちらは、神社の裏参道口にあたるらしい。
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表の鳥居はこちら。本殿の西200mの山麓にある。
左に隣接して閼伽井不動(あかいふどう)が鎮る。
心身を清めてからの荒神参拝が正順とここで知った。
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実は荒神社から参道を下る途中、予感はあった。
ひょっとしてこれは逆コース? と、足元の景観に。
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鳥居横の案内板に、空海が行を修めた池であると。
〜 閼伽井不動 由来 〜(要約)
☆鷲峯山笠山荒神の閼伽井の池は、古来の霊場。
☆弘法大師・空海は遣唐使留学からの帰朝(806年)
後、高野山の開創を志して、2度この地で水行した。
☆閼伽井不動を祀ったのち、荒神を高野山に勧請した。

〜 古ながらの表参道より閼伽井不動明王参りを経て、
笠山荒神社への参拝がお勧めである。〜 とも。
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googleナビで走り、着いたのが裏参道だったとは。
気を取り直してともかく、閼伽井不動へ厳かに進む。
石灯籠沿いに歩くと、風格のある石標に迎えられる。
山頂とは違い、修験的な空気に少し身が引き締まる。
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池、太鼓橋、不動明王、その右に滝(日章之瀧)。
空海は、この滝で21日間の水行を修めたという。
 滝に寄り添うように祀られる、弁財天社(写真右端)。
不動明王と弁財天が、閼伽井を両サイドから護る図。
さらに右方向へ、黒龍社と白龍社が並び鎮座している。
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2度の水行の後、空海はここに閼伽井不動明王を祀る
ことができたので高野山に荒神を勧請・開山を成した。
日本第一笠山荒神と共に在る、閼伽井の偉大なる霊験。
 閼伽とは梵語で「貴賓や仏に供えるもの(広辞苑)」。
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思いがけずこの地で知った、高野山開創の物語。
 改めて、笠山荒神・表山道口の由緒板に向き合った。
〜 往古の鷲峯山は人々が入山することのない神奈備
と仰がれており、笠の郷は神浅茅原といわれ、
倭笠縫邑の神蹟伝承地である(前後略)〜
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へぇ、そうだったのか…と、しばし呆然。
神浅茅原(かむあさぢはら)の地名で思うのは、
速神浅茅原目妙姫
(かみととはや・かんあさぢはら・まくわしひめ)。
箸墓の被葬者こと、迹迹日百襲姫の別名である。
やはりこの「笠の郷」は百襲姫に所縁ある地なのか…?



# by utoutou | 2019-04-21 16:38 | 瀬織津姫 | Trackback | Comments(0)